「助けて」

今から10年以上前、
確か私が20代前半だったころ
先行きが真っ暗で「助けて」という
言葉を検索したことがあります。
 
  
もちろん、検索したところで
助けてくれる何かが見つかるわけではなかったのですが
少し検索していると、あるブログが出てきて、
当時はその人の優しい言葉に触れて、心を癒してもらいました。
 
昨日の夜、ふと、
「そうだ、『助けて』と検索した人のために私も何かメッセージを発信しよう」と思い、
何十年ぶりに「助けて」と検索すると、私が検索した何十年前とは比べ物にならないほど
「助けて」と叫んだ人を救おうとする記事などがたくさんヒットしました。
 
インターネットの普及も相まって、それだけ助けてと検索する人が増えたのでしょう。
 
それで今日は、特に10代や20代の人に向けて、私からの言葉を残しておきたいと思います。
 
 
◆人生は捨てたもんじゃない

生きることに疲れて、嫌になる日もあるかもしれないけど
そうは言っても、やっぱり、「生きている」という状態は特別な状態なんだ。

生きることは、今しかできない。

生きるってことは、とても不自由だけど、不自由だからこそ、感じれる喜びがあるんだよ。

うまくいく人生が良いのではない。
自分に誇りを持って、自分の足で踏ん張って立って、
あなたの人生を歩むことが、とても大切なんだよ。

誰かに勝ったり、負けたりする世界は、例えあなたが誰かに勝ったとしても、
実は、全然面白くない人生なんだ。
 
 
◆いい子でいなくていい
 
あなたは、親やあなたの身近な大人が願う通りの人間になる必要はないんだよ。
私はね、親が賛成したことも、強く反対したことも、どちらもかまわずやってきちゃったよ。
 
でも、こうして立派に生きている。
 
親や大人の言う通りに生きると、あなたの人生がうまくいかなくなったとき、
その親や大人のせいにしてしまうでしょう。
でも、親や大人のせいにしても、どうしようもないよね。
 
親や大人は、あなたの代わりに人生を歩むことはできないのだから
あなたはあなたが良いと思う方向へ進むことが大事だよ。
 
自分を信じて。
 
 
◆海外に出よう
 
一生懸命アルバイトして、日本の外へ行ってみよう。
 
本当に挫折して、どうしようもなくなったら、
学校に行かなくていいから、少しお金を貯めて、世界遺産を見に行こう。
 
この世界には信じられないような美しい場所がたくさんある。
死ぬことを考えるなら、その景色を見てからにしてほしい。
 
安く行ける方法も自分で調べるんだよ。
楽しかったなら、100箇所巡ってみよう。

そしたら、それを動画にあげたり、ブログにあげて
あなたと同じように悩む同世代の子を、海外へ連れて行くサポートをするような
お仕事ができるようになるよ。
 
知恵さえあれば、なんとでもなる。
だから、君が人生を諦めるのは、本当は100年早い。笑

バックパックはハードルが高いというなら、
ピースボードという手もあるよ。
 
 
◆自分の気持ちを書き出そう
 
紙でもノートでもスマホでもPCでも、なんでもいいから
自分が思っていることを文字にしてみよう。
 
心のモヤモヤはね、言語化すると、軽くなるんだよ。
 
「私は(僕は)一体どうしたいんだろう?」
 
その答えを、何度も何度も書いてみる。
 
「○○がしたい」という言葉が出てきたら、「どうして?」とさらに問うてみよう。
そうすると、自分という人が見えてきて、自分がどんな価値観を持っているのか、
認識することができる。
 
するとどんどん心が癒されていくんだよ。
 
 
◆手に職をつけるのは楽しいよ
 
職人ってすごいんだよ。
 
私は一度も会社に就職をしたことがないんだ。
19歳から身体の勉強や研究をしてきている。
 
今、35歳なんだけど、すると、もうこの道16年ってことになる。
16年かけて培った技術は、なかなか真似されないんだよ。

誰でも10年同じことを勉強すれば、その道のプロになれる。
10年なんて、あっという間だよ。
いろんな職人さんがいるから、調べてみるのもオススメだよ。
 
 
◆不安で心が覆われた時は「大丈夫」と100回言ってみて

特に、夜中、一人で寝ていると、不安に駆られることがあると思う。
そんなときは、「大丈夫」と100回言ってみよう。心が落ち着いてくると思う。

・・

この世界には、すごい人とか、面白い人がいっぱいいる。
彼らは、毎日一生懸命、自分のできることをやって、社会を支えようとしている。
 
例えば、坂口恭平さんという人がいてね、自分の携帯電話の番号をネット上で公開している。
それは、本当に死にたいと思った人のためなんだって。
 
電話すると、本当に坂口さんが電話に出て励ましてくれる。
彼のツイッターは、優しい言葉で溢れているから、良かったら覗いてみてね。
 
あなたという人はね、本当はすごい人なんだよ。
まだそれに気づいていないだけ。
自分の可能性を信じて、どこまでも突っ走っていこう。
 
読んでくれてありがとう。