退学と生まれ直しのご報告

とても久しぶりの投稿です!
今日は皆様に大事なご報告があります。

実はこの度、義肢装具の専門学校を退学することにしました。1月くらいから強いストレスを感じていたことは自覚していたのですが、2月に入り急に糸が切れたように限界が訪れて「私は学校を辞めたいのだ」ということに気がつきました。

この1年弱、一生懸命がんばってきましたが、自分の仕事につながりそうな学びがほとんどなかったということや、今後の新しい兆しとなるような出合いも見つけることができなかったということが大きな理由です。

今回は本当に限界までがんばり尽くした感があり、エネルギーが0になって初めて辞めたい気持ちになったという感じでした。だから本当に直前まで辞めることを考えていなかったので自分でも自分の気持ちに驚いたほどです。でも気づいて以降はほとんど迷いがなかったので即先生方に事情を説明し、納得していただきました。

そしてここ数日は学校生活で長らく出来ていなかった行動をとりながら、猛烈にこれまでの棚卸しを行いました。それは回復というより「生き返る/生まれ変わる」という作業だったと思います。

そんなタイミングで以前から何度かお世話になっていた舞踏家の最上さんとのご縁が再起し、過酷な学校生活から一変して、身体の内部の奥深くから溢れてくるものを動きにしていくという大変濃密な原初舞踏の稽古を経て、現在の私はすっかり息を吹き返し、生まれ変わる準備が整った状態になれたと思います。

でも私の人生の視点から見ると、この結末はここ数日やここ1年間における結末ではなく、ここ5,6年の流れの結末を今迎えたのだなという感覚です。だからとても清々しい気持ちなんです。

だからこれから何をやるかという方向性もだいぶ見えてきました。このことについては近いうちに少しずつ言葉にしていきたいと思っています。具体的にどうしていくかということについては急がず焦らず、一つずつゆっくり形にしていこうと思っています。

応援してくださっていた方々に対しては、このような報告になり申し訳ないと思っております。学校の先生方は突然の事態に驚きながらも最後まで私の思いを尊重してくださいました。が、本当にガッカリさせたことと思います。

ただ人にはやらないとわからないことというのが沢山あると思います。そして一生懸命やってみるからこそ、「違う」ということがハッキリとわかり、道を変えることで失っていた力が湧いてくることもあるのだと思います。だから私と似たような境遇にある人や共感を覚える人は、抵抗を恐れず、いや、恐れて良いのですがその抵抗に飲み込まれず、自分の魂(身体)の声に従ってほしいなと思います。ストレスを抱えながら嫌々その場に留まることは、本来はお互いにとって良くないことと思いますから。

ということで大変突然ではありますが、お仕事を100%復活します!

ただこれからの活動は、今までの自分の過去の反省を十分に活かし、身体に対する考えや価値観をきちんと示し、その価値観に沿った活動をしていこうと思います。

ということで、生まれ直した吉永桃子を今後ともどうぞよろしくお願いします。

(写真は先日最上さんご出演の映画、「森へ island」「道 パッサカリア」の上映のあと、伴田良輔監督と最上さんのビール会に私まで参加させていただいたときのもの。始まりも終わりもない、人間が主役じゃない、鳥(ジョビちゃん)の時間、バスの時間などを写したとても美しい映画でした。)