腹横筋の感覚が掴めない障壁とは

8月に義肢装具士の勉強するぞと決めてから、色んな準備や段取りに追われる日々の中、今しかできない仕事も同時進行でやっているので、今一番余裕がない日々を送っている桃子です。
 

今日は「トレーニングマスター講座」の第2回目の実施でした。
(いつものごとく、写真を撮る余裕が全くなかったので使ったバーを何気に撮りました)
 
この講座は2018年からやり始めて以来、少しずつ形を変え、アップデートしている講座なのですが、今回の参加者の方は全員予習がバッチリなので解説時間を最小限に抑えて練習に取り組めています。
 
これも先人の生徒さんたちが学びにきてくださったおかげだと思います。なぜなら何度も経験を重ねないと、講座をより効率的に運営するノウハウが身につくはずがないからです。
私はなんでも積み重ねないと見えてこないものを手に入れることが好きです♪
 
今日も初めての収穫がありました。
 
ピラティスのエクササイズでは、腹筋の中のインナーマッスルである「腹横筋」を理解することが必須となるのですが、身体の深層にあるのでその感覚は、最初なかなか掴めないのが当然です。
 
でもその掴めない障壁となっているのが「腹筋の硬さ」であることに気づきました。
 
参加者には、対面指導をするのが初めての方と、2年以上前からパーソナルレッスンに通ってくださっている方もいるのですが、初めての方の腹筋があまりに硬いのでいつもパーソナルレッスンで施す「腹筋ほぐし」を行いました。
 
すると深く息を吸ったり吐いたりがままならない方も、腹筋をほぐして以降は明らかに深く呼吸ができるようになりました。
 
「なるほど、アウターマッスルの腹直筋が硬すぎて腹横筋が余計にわからなくなっていたのか」というのが今日の一番大きな気づきです。(これは運動神経が良いとか悪いとかいうこととは全く関係がありません。)
 
2年以上レッスンを受講されている方は、定期的に腹筋ほぐしを行っているのでその点は全く問題なく。
 
こうして少人数のグループレッスンを行うことで見えてくる気づきでした♪
 
やっぱり大人になってからの身体づくりは特に、「ケア」の要素をしっかりと入れて身体づくりを行わないとなかなか理解が進まないということが起こりがちなのだと思います。
 
(※ちなみに、「腹筋ほぐし」はテキトウにほぐせば良いというわけではなく、またSNSで簡単に教えられるものでもありません。そのためこの情報だけで実践されないようにご注意ください。)
 
そんなふうに、身体の扱い方を細かくみてもっとも根本となるところを修正していくことで、今回の講座で初めて対面指導を受ける方々の身体は特に、きっと見違えるほどの変化が起きそうな予感です♪
 
ご本人は自分の身体に自信がなさそうですが、私は経験上、その人の身体の変化を手応えとして感じており、予測できます。本人以上に、その人の身体の可能性を感じているわけです。
 
いやはや、こういうときにほんとにやりがいのあるお仕事だなと思います♪