外部からの影響によって増減しない安定した身体になるためには

身体は毎日変化しています。
というより、本当は刻一刻と変化しています。
 
これは当たり前のことではありますが、この変化をきちんと捉えている人はとても少ないと思います。
 
 
考えてみれば、今の私の生活は全部バラバラです。
 
起きる時間も
睡眠時間も
1日の運動量も
食べる時間も量も
 
全部バラバラです。
 
つまり生活のリズムはかなり不規則です。
でも、今の私の身体はとても安定しています。
 
元々はがっちり体型で、18歳のころに部活を引退した上にドーナツの食べ過ぎで59kgになってしまい、19歳の頃、11ヶ月かけて12,3kgの減量をしました。
 
あれから18年経ちますが、これまで体重の増減は1kg前後です。
 
この18年間でライフスタイルはとても変化していますが、ライフスタイルの変化による体重の増減はしていません。
 
アルバイト&勉強時代も
起業して多忙な時代も
通勤が1時間以上であっても
通勤が自転車で5分であっても
コロナ禍になっても
 
外部の影響を直接受けずに安定を保っています。
 
それはなぜかというと、
「毎日の身体の変化をしっかりと捉えているから」です。
 
毎日の身体の変化に合わせてちょっとした工夫をすることを積み重ねてきているからです。
 
これができると、大した努力なく身体を安定させることはできます。
 
身体は、ある地点からある程度変化してしまうと元の状態に戻すための難易度がかなり高くなります。
 
例えば、レベル10までの誤差なら、
10~13くらいの調整をすれば簡単に修正できますが
 
レベル30だと40~60くらいの調整が必要になり、
 
レベル50だと100~150くらいの調整が必要になり、これはかなり意識的に調整しないと戻りません。
 
そしてレベル70だと、私たちは同時に加齢もしていますから、200~400くらいの調整をしても元の状態に戻すことがもはやかなり厳しい。
 
というような具合です。
 
これはダイエットにも身体の故障にも言えることですが、逆に身体操作の技術についても通用します。
 
例えば、私は中学高校の6年間、毎日部活で練習をしていたので、その感覚はどれだけブランクが空いても、素人感覚に戻すことはできませんし、20歳以降に身につけたバレエの神経回路や呼吸法を含めたピラティスの技術や人の身体を施術する技術などもおそらく死ぬまで取れないでしょう。
 
話がちょっと脱線しましたが、
 
とにかく私たちの身体は(というかなんなら万物は)刻一刻と変化しています。この当たり前をきちんと理解することが重要です。
 
そして、悪い変化は放置すればするほど取り返しがつかなくなるのだから、微調整で済むうちに対処するのがもっとも楽チンですよ、ということです。 

もちろん「それでもいい」という人もいると思います。
そうではなく、あまりまじまじと考えたことがない人は、ものごとの見方を変えるのもオススメです◎あとであたふたしないためにも。