自分の身体よりミロの成分が目に入る

2021年上半期、日用消費財部門でもっとも売上があったのは、麦芽飲料(ミロ)なのだそうです。
 

これは今、多くの人が、自分の身体への信頼を失っているからこその結果ではないだろうかと私は思います。
 
自分の生活や身体のことは見えないけど、ミロの成分は目に入るのかなと、そんな風に思ってしまいます。
 
ミロもいいんだけど、身体を動かしたほうが(ケアしたほうが)もっといいんじゃないかなと思います。

自分の身体が今どういう状態なのかを見たり感じたりしてあげたほうが、もっと適切な選択ができるんじゃないかなと思います。
 
どうしてもこうしても、身体を動かさずに、なんとかして目の前の問題をできるだけ簡単に解決しようとするのは、遺伝子レベルで組み込まれた人間のサガといえばそうなのでしょうけれど、それによって選んだ選択が果たして本当に良い選択なのかどうかをちゃんと見極めることは大事ですね。
 
ミロがあなたを元気にしてくれるのではなくて
あなたの身体そのものがあなたを元気にしようとしてくれています。
 
「栄養を与えるから動け」的な態度より、「今週は身体さんにはがんばってもらわなきゃなのでスマホを置いて、運動と睡眠だ」という感じで接してあげたほうが、ミロで解決するよりよほど良い手段ではないかなと思います。