関節〜動かして良い方向と故障する方向〜

私たちの身体にある関節は、曲げるためにあります。
もし曲げる必要がなければ、そこは一つの骨になればいいのです。
 
必要だから関節として存在しているわけです。
でも、その一つ一つの関節が、きちんと動かなくなっている方はとても多いです。
 
 
 
関節には、それぞれ動く方向が決まっています。
骨の形や、関節の形によって、動き方が決まっています。
 
その関節には、動かして良い方向と、
そうでない方向があります。
 
動かして良い方向は、身体に軸ができ、強化してくれる方向です。
強化というのは、ムキムキになるということではなく
故障しづらい身体になるという意味合いです。
 
関節の柔軟性は奪われず、
少量の力で最大の力を発揮できる
というような身体です。
 
そうでない方向は、故障する方向です。
関節技をイメージするとわかりやすいでしょう。
 
人間の身体は、達人の手にかかれば
いとも簡単に壊すこともできます。
 
そして、思いっきり力を入れても、
対象にうまくその力を伝えることができません。
 
・足指
・足首
・膝
・股関節
・背骨
・肘
・手首
・手の指
 
この辺りの関節をどのように動かせば良いか
これらをどのように連動して身体を操れば良いか
ということがわかってくると、身体が劇的に動き出し
面白いことがたくさん起きてきます。
 
と、こう書くと難しそうに聞こえるかもしれませんが、
身体のことは、言葉で説明すると訳がわからなくても
実際に動かしてみると、すんなりわかります。
 
理屈というより、体感で覚えるのが一番手っ取り早いです。
 
ただし、このような前提となる知識がないと
やみくもに身体を動かすだけでは
このようなことは見えてきません。
 
きちんとした知識とその上での実践が
最低条件として必要ということです!