とても価値があるのに伝わりづらい価値

今日はバリセミナーメンバーのフォローアップでした。ボディメンテナンスから始まり、グループセッションのあと、懇親会。笑いあり、涙ありの1日でした。 
 
 
昨今では、一番仲の良い友人であっても、誰にも言えない話を話さない関係性が多くなりつつあります。ましてや、社会人になってから出会った友達には、なおさら言えないでしょう。そうすると、一人で悶々と考えなければいけなくなり、判断を間違え、さらに問題が悪化してしまうということが起きてしまいます。
 
人は「緊急性が低いけれど、とても大事な話」を考える機会をなかなか持とうとしません。事態がどうしようもなくなってから、対処しようとする人がとても多いように思います。でも、それもそのはずで、そういうことをきちんと考えることの大切さを教えてくれる人が、そもそも少ないのだと思います。でもどうしようもなくなってから対処するのでは、そのストレスはとても強いものになっているので、身体を壊してしまうほど悪影響を及ぼすこともあります。
 
そうなる前に、やみくもに時間を前に進めるのではなく、「そもそも自分はどうしたいのか」「何が自分の喜びで、何が最も避けたい苦しみなのか」ということをきちんと把握する作業を行い、最終目標を常に頭に据えた状態で毎日を送ることで、取り返しがつかない後悔を避けることができます。それどころか、考えなければたどり着かなかった人生へと展開していく可能性も十分に秘めています。
 
そういう普段考えないことを表層にあぶり出し、自分が進む道をしっかりと認識する作業を行うのが、このフォローアップの目的です。さらに今回の場合は、バリセミナーで秘密の話を共有した人たちだけで行うからこそ、マンツーマンのセッションより、有意義な時間となるのだと思います。
 
人の秘密の話を聞くたび、本当にいろんな人生があるのだなということがわかります。時には、ある生徒さんの凄まじい幼少期の記憶が、誰かの勇気になったりもします。人間万事塞翁が馬。幸か不幸かは、最後になってみないとわかりません。今日死んでもいい生き方をするのは、難しいことではないと思います。
 
周りの常識に流されず、足を止めて、耳をすませて、急ぐことをやめて、見たくないものを見る覚悟を決めて、自分の内側の声を聞き取れたなら、後悔のない生き方は、今すぐにでも取り戻せます。