何を信じたらいいかわからないときは

毎月実施している
”抽選パーソナルレッスン”は
私にとって、色んな生徒さんと会える場であり
生徒さんの価値観や世界観に触れることで
私が何をすべきかを探るヒントを得ています◎

ここ最近はずいぶんと、
遠方の方が来られるようになりました。
今日行ったトレーナーの講座は広島から。

先日の抽選パーソナルレッスンも、沖縄や青森から。

青森の方は、靴屋さんに私の書籍『美脚思考』が置いてあったそうで、
それをきっかけに本を読み、メールマガジンに登録され、
レッスンを応募されたそうです。

東京で開催している美脚マスター講座の生徒限定の講座でも、
北海道、福岡、長野など。

月3回、計12時間実施しているトレーナー養成コースのメンバーも
東京の方は一人だけで、兵庫から来られている方もいます。

その他、いつもオーストラリアから西洋人ボディのリサーチ情報を含めて
元気いっぱいのお便りをくださる方や

4年前に実施した丹田セミナーに参加された教員をされている男性から
生徒についての相談をいただいたり、

それらに対して、私は今、自分ができるベストを尽くして応えることをします。

そして、これらの多種多様な方からの声はすべて私のビッグデータに入り、
そこから私のすべきことが生まれ形になっていきます。

その他、ここ最近は、映画や学者の書籍やラジオ、動画などからヒントを得て、
アカデミックな内容の勉強をしたり、生物学の博士の家庭教師、
コンテンポラリーダンサーとの会話など、
色んな人の考えに触れ合うことで自分が進む道を考え続けています。

つまり、“私”という存在は誰と関係するかでいかようにも変化してしまいます。

それは、仏教で言うところの、
「私」が存在しているのではなく「関係」が存在するから「私」が現象する
という感覚と同じことなのかなと思います。

なので私は「私らしく」「自分らしく」という言葉にピンときません。
「私らしい」って何のこと?と思います。

確かに私はアウェイだと人見知りでホームだと調子乗りの内弁慶で、
繊細で細かくて甘えたでしつこい(恐ろしく粘り強い)
という遺伝子レベルの性格(気質)はあります。

が、それ以外は何もありません。

ではなぜ今の私があるのかというと、色んな人や存在と触れ合い、
誰から影響されるかを常に選び取るという行為の連続で
私が作られているということです。

19歳の専門学生のころ、ある社会人の背中をみて
「このままではいけない」という強い稲妻が私の中に落ちてきました。

そこから常にアンテナを張り、日常から手がかりを探し始め、
影響される人を選び、その人と関わることで”動作”という世界にたどり着きました。

“動作の世界”に魅了された私は、恐ろしくしつこいという気質を生かして
学歴や正社員になる道を捨てて、道無き道をがむしゃらに進んできました。

その後も誰に影響されるか、今の自分に必要な人から学び取って
ヒントやチャンスを見過ごさず進んできました。

それは今も同じです。
それが私のやっていることであり、生存戦略です。

でも現代では、色んな情報に翻弄され、
何を信じたらいいのかわからなくなっている方が結構います。

ある一つの考えや理論やシステムに心を奪われ
「共感できない奴は全員敵」というくらいに思って攻撃する人もいます。

そんな方に、改めて伝えたいことが2つあります。

一つは、「この世界は見たいものしか見えない世界である」ということです。
「これが常識だ」「これが正しい」「これは悪だ」「これは間違っている」
と思っている感覚は、全員に通用するわけではありません。

「自分が見たいものしか映っていないんだな」
と自分を客観視する視点が、翻弄される状態からあなたを守ってくれます。

そしてもう一つは、すべての考え方や価値観や理論は、
活用してもいいですが、鵜呑みにしちゃいけないということです。

あなたが生きる戦略として、何を活用するかを選ぶという態度を忘れないでください。

それを忘れ、あなた自身がその考えや価値観や理論の奴隷になると
うまくいっているときはそれでいいのですが、
人生の途中でその理論では突破できない場面にぶつかると
その考えが間違っているということに気づけないか認めることができず、
突破できなくて苦しみが増したり、あなたの世界の真実は余計ひん曲がったります。

色んな世界があり、あなたは何でも見たいものは見れるので
何を選んでもいいのですが、その考えの奴隷にならないこと。

活用するというスタンスでいれば、間違っていると薄々気づき始めたときに
すっと手放せますが、奴隷になると手放せず生き地獄になってしまいます。

それさえ気をつければ、きっと情報に翻弄されずにいれるはず。
そして、誰に影響されるかをいつも選んで「無理に合わせる」
ということはしないようにしてみてくださいね。