エクササイズに取り組むときのコツ

DBトレーナーの授業を行っていると
ある動きが「得意な人」「苦手な人」
という個体差が見えてくることがあります。


たとえば、背骨をそらす動き(背筋系)は問題ないけど
背骨をカールさせる(腹筋系)はうまく身体を動かせない
という人が何人かいます。
 
そんな場合でも、背骨をカールさせるには
「どの骨をどのように動かせばできるようになるのか」
ということを詳しく教えているので、
本人たちがそれを意識して練習を重ねることで
苦手な動きは改善することができます。
 
そうすると結果的に、ボディラインも整います。
 
だから本来、「キレイなボディラインになりたい」という人は、
「ここを引き締めたい」という目的ではなく
「この動きができるようになりたい」という目的を叶えようとしたほうが
永続的な成功
(=リバウンドしないでずっとキレイなボディラインのまま)
を手に入れやすいと思います。
 
なぜかというと、まず「引き締めたい」という目的は
ピンポイントな筋肉のみに意識が向いてしまいます。
でも、実際の身体づくりは、引き締めたいところだけを意識して鍛えることが正解か
というと、そうではないことが多々あります。
 
一方「動き」への意識は、その動きに関わる骨に意識が向いている状態です。
体の歪みは骨の使い方の問題なので、骨の動きを勉強することで
効率よく解決することができます。
 
また、骨を思う通りに動かそうとすることで、
適切な筋肉が自動的に正しく使われます。
 
DBトレーナー養成コースの授業を行っていると、
「この体の使い方の基礎は、本当はすべての人にとって必要な学びだな」と思います。
 
特に、ボディラインにコンプレックスを持っている人は
絶対に学んだ方がいいと思うほどです。
中途半端な情報で色んなエクササイズやダイエットをやっては
リバウンドするくらいなら、「身体とはこういうものである」ということを
理解しておくだけであらゆる面で応用が利きますからね。
 
「動かし方」を勉強することの価値に、多くの人に気づいてほしいなと思います!