H.C.R 〈国際福祉機器展〉に行ってきました!

先日、東京ビッグサイトで開催されていた、HCR〈国際福祉機器展〉に行ってきました。(学校の授業の一環なのでスーツで。パンプスで4時間回って足が死にました!→今は回復してます◎)
 
 

コロナ以後4年ぶりの開催だったそうで、たくさんの人が訪れていました。
 

 
「福祉機器」と聞くと、健康な人はほとんど興味がないと思います。
 
でも現場では日本のものづくりの企業が様々な工夫を凝らして、困っている人に役立つものをたーっくさん研究開発しているのだなと感じました。
 
でもその最先端の便利な道具や機器が、実際に困っている人の耳に入らなかったり、身近に触れる機会がなかったりして、うまくマッチングできていない現状もあるそうです。(病院側も最先端の道具を把握しきれていないのだろうと思います)
 
私は最も身近な存在である母の将来を想像しながら、母に役立つものや母の介護に役立つものが見つかればいいなという思いも持ちながら会場を回りました。(シニアカー/セニアカーは母に買ってあげたいかもです)
 
また私自身も、明日足を失うという悲劇に遭わない保証はどこにもありません。誰にだって車イスが必要になる可能性はあります。いつまでもこの状態が続くとか、健康なのが当たり前という前提で生きるのは私は好きではありません。昨今はひたすら死を遠ざける傾向が加速していますが、私は死を身近に置いておきたい派です。(「こうならないと幸せになれない」ではなく、いつどのタイミングで死んでも良しと思えるような、仏教の曼荼羅が示すような生き方でございます)
 

全部見て回れませんでしたが、その中ですごいと思ったもの。
 
・会話補助装置
→声帯付近に装置を当てて口パクするとその通りの声が装置から出る!ビックリでした。 
 

 
・泡シャワー
→シャワーから泡が出てきて、レバーを上げたらお湯に変わる。これだけじゃ魅力を語り尽くせないのですがこれは普通に欲しいと思いました。入浴がものすごく時短になると思います。しかも保湿力良し。
 

 
・車イス移動車
→トヨタのは見れなかったのですが、スズキの福祉車両のコスパとスペックの良さはすごいと思いました。実際の車イスユーザーや介助者の方のお眼鏡に適うかどうかはわかりませんが、かなり簡単に車イスごと車内に搬入できるのでお出かけ意欲が湧いてきそうと思いました。
 

 
・洋服のマグネットボタン
→引っ張っても取れないのに滑らせると外れる優れもの。高齢者はもちろん、片麻痺の人でもこれなら簡単なのではと思いました。
 
・片手で履けるスボン
→ズボンの前さえあげればお尻側はスルッと勝手にズボンがあがる。これまたこれだけでは魅力を伝えきれないですが、高齢者や片麻痺の方にとってきっと便利なはず、と思いました。でもデザインが高齢者のものしかないので若い人用のおしゃれなのを誰か作って欲しい!と思いました。
 
などなど。
 
あと視線だけで文字入力できる意思伝達装置(伝の心)も実際に使ってみれて良かったです。
 
他には車イスラグビーの車イスの運転を体験したり、実際にラガーマンにタックルしてもらいました!!
 

 
スポーツ用の車イスはものすごく精密に動くのでハンドル操作がかなり難しかったです!自在に操作している選手、すごいです!
 
情報だけで終わらせてしまうのと、実際に触れるのとでは、やはり雲泥の差ですね。
 
これを読んだあなたも、少し興味が湧いてくれたら嬉しいです☺️

ものづくりの世界も素敵な世界です◎