どんなふうに自分の身体を扱い、動かすか

「色々やっているんですけど、なかなか変わりません」という場合。
 
それは何かしらやり方に問題があるはずです。
 
身体はテキトウに動かしても反応しません。
 
  
ちゃんと自分の身体を感じながら、見ながら、捉えながら、力を抜くにしても入れるにしても、何かしら目的をもって、その目的通りに動かす訓練を積むこと。(無目的でも無目的という目的の通りに動かす)
 
「○○エクササイズが効くらしい」とか「何回やればいいですか?」という視座からではたどり着けない境地があるんです。
 
私がどんなふうに自分の身体を扱い、動かしているかということが雰囲気でも伝わればと思って動画を作ってみたら、なぜか気づけば時間が2時間くらい経ってしまいました(汗)動画の編集って凝りだすとやばいですね。
 

 
ちなみに誰も50分そのままの映像は見ないでしょうから、なるべく要点を押さえて8分に短縮して編集してみましたが、それでも見づらいと思います。でも、正解を探そうとせずただただ雰囲気を掴む程度に見てみてください。
 
最近の私は、「夏だ!ダイエットだ!腹筋だ!」みたいなノリで雑なトレーニングを紹介しているインストラクターの動画なんかを目にすると、「あわわ…身体さんの声ガン無視ね」って思ってしまいます。(そしてその動画に何万単位のいいね!がついているわけで)
 
ちなみに、そういう動画をみて自宅でやってみて故障した人がちらほら私の元に来られます。
 
身体さんは私の道具ってわけじゃない。
私が身体さんを支配しているのでは決してない。
 
私は身体に翻弄される側。
「猫様」っていって、猫の下僕になりたがる人が急増中と思いますが、それと似たようなもんです。
 
私は身体さんのためにも生きている。
 
健康志向ってわけではありません。
それよりも身体の快楽のために生きている感じです。
たとえば甘いものを食べると嬉しいですが、食べすぎると気持ち悪くなる。
 
その快と不快を身体さんの要求に合わせるってことです。
 
筋肉を動かさない日が続くと身体さんから動かせと要求がきます。
お腹が減っていないのにご飯を食べるなんていうことも嫌がります。
ビシッと姿勢正しく立ち続けることも嫌がりますが、自分の筋肉で支えず力を抜いて立っていることも嫌がります。
 
だから怠惰な行動だけが「快」というわけじゃありません。
 
快と不快は紙一重。
どちらにも転ぶもの。
不快に変化し始めたらやめる。
また快だったものが不快に変化し始めたらやめる。
そうやってバランスをとる。
 
それをするのが私の仕事。
身体さんはひたすら指令/要求するのが仕事。