
『スマホ脳』が年間ベストセラーになったようですが、、あれは確かに読んだ方がいいと思います。私もスマホの毒性により自覚的になりました。
でも今日私がお伝えしたいことは、脳への影響の話ではありません。
「手」や「腕」、それだけでなく「肩(肩甲骨)」や「首」への影響のお話しです。
端的に、最近みんな、スマホを手に持っている時間が長すぎです。
スマホや携帯がなかった時代は、手に何かを持つという機会は今よりぐんと少なかったはずです。
それと比べたら、現代人は手を酷使しすぎています。
スマホは脳を侵すだけでなく、手をダメにしてしまうんです。
特に、爪が長い人がスマホを長時間持つのはさらによくないです。
爪が長いと指先が使えません。
そのため指の第一関節(DIP)にロックがかかってしまいます。
特に親指の第一関節(IP)は指の関節や手首の腱鞘炎を招きます。
手首がねじれると、前腕の二つの骨(橈骨/尺骨)もねじれます。
橈骨/尺骨がねじれると、肘の使い方が悪くなり、
そうすると肩が正しく動かなくなり、
その影響は首やアゴにまで影響します。
毎日少しずつ指が変形し、手首が変形し、
前腕が変形し、肘の位置が変形し、
肩の位置が変形し、
肩甲骨の可動性を失い、
気づいた頃には、首やアゴの正しい位置がわからなくなります。
肘の正しい使い方がわからなくなったくらいから
四十肩や五十肩になってしまうことも多々あります。
手は何気なく使っているので酷使していることに気づかない人が多いと思いますが、「スマホを手に持つ」という動作はバカになりません。
スマホは脳を脅かすだけでなく、
腕や肩、首を壊します。
そしてその原因は手の指から始まっているのにもかかわらず、痛みが肩にあると、原因に気づけずスマホを触り続け痛みとマッサージのいたちごっこになりがちです。
おうちでスマホを触るときは、スマホスタンドを使うなどして、なるべく「スマホを持つ」ということを避けてみてください。
また、寝ながらスマホを持つのは本当に最悪です。
横寝で持つのも、うつ伏せで画面を見るのもどちらもNGです。
仰向けももちろん。
首の変形、肩こり、四十肩、寝違えなどの原因になります。
寝る前にスマホの画面を見るのは安眠の妨げにもなるので
これを機に本当にやめてしまいましょう。
「どうしても!」という場合は、ベッドに取り付けるスマホホルダーを設置して、とにかくスマホに触れない方法を考えてください。
『スマホ脳』を読んだ人は、スマホから距離をおこうという意識が増え、触る機会が減った人もいるかもしれません。
でも逆にそういう警告に触れていない人は依存度がどんどん増えているのではないかと思います。
最近よく遭遇するのは、自転車に乗りながらスマホを見ている人です。私の近所は車がほとんど通らない桜並木があるので、そこでよく遭遇するのです。
あれは本当に中毒になっちゃっていると思います。自転車の運転ってとても危険がはらんでいるのに、スマホの誘惑に負けてしまうのですから。
歩きながらスマホを持ってしまう人は、もっとたくさんいると思います。
私もたまーに、やっちゃいます。(どうしても、メモしたいときや電車の時刻を調べたいときなどに)
それは人に迷惑だからダメということもありますが、それ以前にスマホに脳や身体を侵されているということに危機感を持ってください。
手の束縛はあなたの肩甲骨の自由を奪いますっ。
手を酷使していることに気づいてください。
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今月は2つのワークショップを実施します。
1、【身体調整ワークショップ】
~滞った身体を整え循環する身体へ~
※ワークショップでは上記のような背骨の施術は行いませんが、背骨を調整するエクササイズやケアを指導します。
レッスンの中で、無意識に身体に溜まっている疲労が流れる身体にしていきます。今年の疲労をリセットして、さっぱり軽やかに新年迎えてもらえたらと思います!
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コロナが落ち着いている今、動かしておくことは得策かと思いますよ◎
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