社会の外の世界を感じれば

宇宙のことを少し理解すれば
今まで見えなかったことが見えてくる。

何かに怯えて生きる必要もなく
“成功”は所詮人間が作った幻想であることがわかり
私たちは神の表れの一つであることがわかる。

だから、もっとちゃんと、
小学校から大学まで、その年齢に応じて
楽しく学べる機会があればいいのになと思う。

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私たち地球は、太陽系の星。

太陽系は、天の川銀河の中心からおそよ3万光年離れており、
天の川銀河の小さな腕の部分にある、わずかな点にしかすぎない。

天の川銀河のような銀河が2000個以上集まったものを”乙女座超銀河団”といい、
乙女座超銀河団も宇宙のほんの一部でしかない。

現代の科学でわかっているのは、乙女座超銀河団のような銀河団が、
数千億、集まっているというところまで。

これが、観測可能な宇宙。

宇宙が誕生して138億年では、光が到達するための時間が足りず
私たちには見えないそうです。

そして、その宇宙のすべても、たくさんある宇宙という泡の、
ほんの一つにすぎないかもしれないのだそうです。

私たちは、自分たちが理解できない場所で生きている。
自分たちでコントロールできない場所で生きている。

宇宙の誕生から今日までを一年のカレンダーにした場合、

人間が誕生したのは、大晦日の23時台。

そして文明はわずか14秒の出来事。

ブッダが生まれたのは6秒前。

科学が発展したのは1秒前。
コスモス:時空と宇宙より)

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宇宙にとって、私たちは、原子核より小さい存在かもしれません。

そんな小さな存在が、生まれては死んでを繰り返して意味があるのか?
という疑問が湧いてくる人もいて、
時にその疑問が、残虐な殺人事件を引き起こすこともありますが、
それはまず、単に人間から見た視点というだけであり
私は、意味はないし、意味はあると思います。

私たちが生まれた事実は変わらないから、
どれだけ小さくても、意味がないとはならない。

私たちは宇宙の素材から生まれている。
誰もが、何もかもが宇宙の一員。
 
存在するかしないかは関係なく、見えるか見えないかも関係なく
すべてがありとあらゆる全体である神の表れ。