3、「生と死の流れについて」

先週、私の父がこの世を去りました。でも今日は悲しい話がしたいのではありません。誕生や死について、考えてみたいと思います。私の家庭では、小学生の頃からたくさんの動物を飼っていたので、猫、犬、鳥、うさぎ、出目金の死を見てきました。そして数年前に祖母が亡くなり、2年前に叔母が亡くなりましたが、死に目に立ち会ったことはこれまで一度もありませんでした。でも今回初めて、死に目に立ち会いました。

私の父はものすごくこだわりの強い人間です。そんな父に自分がそっくりだということをよく思います。偶然ですが、私と父は誕生日が同じ日なのです。どこか仲間意識とか、同類的な認識をしてきました。

父は治らない癌があると分かったときから、一切治療をする気はなく、食事や運動などを見直すこともせず、「この世に思い残すことはない」「死ぬのはいいが、痛いのは嫌だ」と言っていました…

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