3、「優劣外の自己実現」

現代にある「自己実現」には、大きく2つのカテゴリが考えられます。
一つは「仕事での自己実現」、もう一つは「消費での自己実現」。

仕事での自己実現は、誰でも代わりがいる仕事をするのではなく、自分にしかできないようなオリジナリティのある仕事を行うこと。消費での自己実現は、欲しかった物をや時間や体験を買うことで達成する自己実現です。

昔は職人的な、熟練技術が必要な分野の仕事での自己実現があり得ましたが、今はそれが減った分、youtuberやインフルエンサー、アニメや映像関連、テクノロジー関連の仕事における自己実現が増えたのでしょうか。しかし全体的に見れば、達成できる人の数は減ってしまったと思います。

昔は貧しくても楽しい家庭や地域があり…

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