2、「学ぶ・まねぶ・真似る」

「学ぶ」の語源は「真似る」と同源であることを知っていますか?「学ぶ」は「まねぶ」という読み方で使われていた時代もあるようです。「真に真似る」ことで、知識や技術を習得していくことができるのだという答えを語源が教えてくれています。

子供は親や周りにいる人の行動をみて、真似をすることで色んなことを学んでいきますが、よく考えてみれば、これこそが最初の感染といえるのかもしれません。私の友人の1歳の娘が、お母さんがリップクリームを塗るとき「いつもじっと見ている」と言っていました。「何をやっているのかわからないけど、同じようにやってみたい」という感染ゆえの内発的な動機で、子供は色んなことを習得していくのでしょう。

この能力は、人間がその時代を生きるために、とても大切な能力だと思います。人が自分自身で考えるということも大事ですが、その前の段階として、「真似る」ことが大事で…

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