物も身体も「あるべき場所にしまう」という視点

今日は京都でピラティス入門ワークショップを実施しました✨
 
ピラティスはエクササイズらしいことをする前に理解すべき座学的なことが多く、インナーマッスルを優位に働かせるためには地味なエクササイズから始めなければならないので、ある意味入門レベルであるほど難しいとも言えます。
 

 
でもその入門レベルをすっ飛ばしてピラティスをやろうとすると、それはもはやただの体操となり“ピラティスとは言えない別の何か”となってしまうので、割愛することはできません。
 
身体はいつもと同じ調子で動かせばいつもと同じ反応しか得られませんが、いつもとは違う動かし方をすると、今まで知らなかった自分の身体と出会えます。
 
私はそういうことをきちんと教えるやり方しか興味がないので、いかにそこに気づいてもらうかということに力を注いでいます。
 
例えば「仰向けに寝て股関節を動かす」という動きですら、最初はまともにできないのが当たり前です。
 
もっと言えば「鼻から吸って口から吐く」という行為ですらまともにできない方も少なくありません。
 
ピラティスに真面目に取り組むと、日常の中でいかに雑に身体を使っているかということに気付かされます。
 
こんまりさんの「片付けの魔法」的に例えるなら、「すべての物を収納する場所をつくりましょう」というように、身体の全ての部位にも”あるべき場所”(=ニュートラルポジション)がちゃんと決まっているわけです。
 
全ての骨(関節)のニュートラルポジションを理解すると、自分の身体の全てをしっかり使い切ることができるのだと思います。(それがなんとも言えない心地よさなのです)