嬉しい変化(本当は美脚の先生じゃありません。表現が下手ですみません)

ゴールデンウィークに実施した集中講座の以来、少し忙しい日々が続いたのもありますが、気づけばもうこんなに時間が経ってしまっていますね!
 

  
ここ最近は嬉しい変化がありました。
  
この時期は特に、たまに取材や監修依頼が来るのですが、今までは美脚の内容ばかりだったのが、先日は動作に詳しい人ということで依頼が来るようになりました。
 
自分自身、自分をどのように言葉で表現すれば良いかはいまだに分からないですが(表現が下手ですみません)、私が発信している内容を読んでくれた人なら、美脚の先生じゃないってことがわかってくれるはず(笑)
 
私は元々はアスリートのために役に立つ人になりたいという思いで出発しており、20代中盤まではどちらかといえば医療人として修行を積んできたので故障やリハビリ、パフォーマンスアップなど含めて動作にまつわることならなんでもという具合で守備範囲がかなり広いのだろうと思います。
 
先日は事故で足を骨折し、半年以上経っても骨が再生しない方が私に助けを求めてスタジオにきてくださいました。(ご本人は、理学療法士のリハビリを受けるより、私に相談した方が良いと判断して、ご家族の反対もある中、足を運んでくださいました)そんな風に色んなニーズをもとに学びにきてくださる方が増えてきて嬉しいです。
 
私の師(夏嶋隆)は主にアスリートの回復やパフォーマンスアップをするための動作の訓練を指導していますが、私はそれを一般の方に噛み砕いて、レベルを易しくして指導するのが役目だと思っています。
 
現代のシステムでは、身体のどこかを故障すると整形外科に行く方が圧倒的に多いと思いますが、整形外科ではできることがほとんどないケースがあります。
 
例えば、外反母趾の痛みで受診してもインソールを作るようアドバイスされるだけだったり。「インソール以外で何か痛みをとる方法はないですか?」と聞いても「特にない」と言われるそうです。
 
私からすれば、改善するためにやれることが盛りだくさんすぎて1レッスンだけではとてもじゃないけど教えきれないくらいなのですが、これはおそらく整形外科やリハビリテーションの方々が見ている世界と、私が見ている世界が全然違うのだと思います。
 
整形外科を頭ごなしに批判したいのではなく、現代の常識として、故障したら整形外科に行くという手段しか一般的ではないということが問題を拗らせているなと感じます。
 
先ほどの事故で骨折した方は、整形外科がなければどうしようもない故障でした。しかし、手術後のリハビリについては、理学療法士は医師の指示通りにやらねばならず、本来はもっともっとできることがあるのに、局所的なことしかリハビリができないため、なんというか、私としては歯痒くて、生ぬるいのです。
 
それでその方の人生が大きく変わってしまいますから、小さな問題ではないと思うのです。
 
レッスンに来てくださったその方については、歩行の際、骨折した足で重心を支えるときにどうすればよいかということについてしっかりと指導しました。するとレッスン後にはまだ骨が再生していない部分の周囲の筋肉のハリが柔らかくなっていて、やはり適切に動かせば回復スピードは雲泥の差よね、と思いました。(その歩行訓練を続けたのち、骨がどれくらい再生するかを今後確認したいところです)

「動作」という分野はまだまだ未開の地だと思います。
医者も市民も盲点になっていて、その重要性に気づいていないという風に私には見えます。
 
私は超現場主義、実力主義といいますか、それ以外に肩書きなどは何もない人間なので、一対一の信頼ベースでやってきていますが、活動をとおして、10年後、20年後、30年後に、人々の身体観に良い変化をもたらせることに貢献できたらいいな~と思っております。