自分で自分の身体を壊す動作に気づく

先日、山梨県からお越しになった生徒さん。
 
10年前くらいからだんだんと右肩の調子が悪くなり、服を脱ぐ動きで痛みが走る状態でした。この間、色んな施術を受けたり、エクササイズをやってみても変わらなかったとのこと。
 
 
通っていた整体の先生に「痛みとうまく付き合っていきましょうね」と言われるようになり、「それって治らないってこと?」と、先生のあり方に違和感を感じ、フェードアウトしたあと、色々調べて私にたどり着いてくださったとのことでした。
 
その生徒さんの身体をしっかりと見た結果、まず明らかに手の使い方に思いっきり無意識のくせがあることを指摘しました。
 
床から手をついて起き上がるときなどにとてもおかしな使い方をしているのですが、それでもご本人は無意識でそのように動かしているので、おかしいと自力で気づくことはできません。
 
動作を指摘したあとも(本人も十分おかしい使い方をしていると認識した後も)ことあるごとに何度もそのくせのある使い方をしていたほどです。
 
動きのくせとはそれほど無意識だからこそ、何度も何度も繰り返して故障まで招いているケースがほとんどです。
 
なので、身体の正しい使い方を知ったとしても、実際にそれができているかどうかは別問題です。そしてそこが解決されないことには身体は一向に変化しません。
 
ちなみに通っていた整体では「肩が痛いのは首が原因だ」とのことで、背骨を中心に施術をされていたそうで、腕はあまり触られたことがないとのことでした。
 
レッスン後は服を脱ぐ動作をしても痛みがない状態にまで1回で回復できたので、完全に痛みをなくし、本来の腕の動きができるようになるのもそう遠くはないなと感じました。(その方は私のオンライン講座も学んでくださっているので余計に)
 
的確に原因にアプローチできれば、10年の痛みがたった90分で劇的に回復することもできます。なので私は口酸っぱく「変化がないということは何かやり方が間違えているということですよ」とか「身体は常に即座に反応している」というふうにお伝えしているんです。
 
身体を正しく使うには、

正しい知識を学ぶだけでなく
「無意識的な自分の動きのくせ」に気づき
意識的にその動きを修正する訓練を
何度も繰り返し「動かし方を修正する」

というステップが必要です。
 
プロでもない限り、自力で自分の動きのくせに気づくのは、ノーヒントだとかなり難しいです。(それほど根強いくせなので一生気づけない人もたくさんいると思います)
 
動作を的確に指摘できるプロの目を借りて、無意識のくせに気づき、意識的に動きを変え修正するという成功体験を何度か得ると、だんだんとコツを掴み、自力でも気づけるようになっていきます。
 
また、修正後の動作とは故障しない動きなわけなので、何度繰り返しても故障しません。そのように問題の根本解決をもたらします。
 
今回は痛みがあるのである意味わかりやすいケースですが、痛みの有無関係なく、動きのくせに気づき、本来の理にかなった動作を身につけることで、身体がうまく支えられるようになり、循環する身体にしていくことができます。
 
そういうことを指導するのが私の役割です◎
 
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