過去の記憶の扉

ここ最近の私は、
「過去の記憶」に関する縁が深い。

映画『プリズンサークル』
アニメ『バイオレットエヴァーガーデン』
 
 
そして、母への手紙を書くというミッション。
 
周りにいる人も、私に感染して過去の記憶に触れ始めた。
 
記憶に潜っていくと、不思議なことに、
母の気持ちそのものが、私の身体でわかる瞬間がある。
 
だから私は、母になったことはないのに、母の子供への愛が少しわかるのだ。
 
愛する人と、愛される人の思いの両方を身体で知っているので
人にどう接したらいいかもわかる。
 
そんな重要な記憶というか、
不思議な他者の思いにたどり着いたあとは、
ちょっとした過去の私についての気づきが起こる。
 
私は昔から優柔不断で、なかなか決められなかった。
思い出すのは、食べ物や服(物)など。
 
何を食べたいのか、
何を着たいのかわからなくて
延々と迷う。
 
そうすると母や叔母にキレられるので
幼き私が考えた対策が「お兄ちゃんと一緒がいい」
(なのでお兄ちゃんがいないときは大変💦)
 
「お兄ちゃんと一緒がいい」
とよく言っていた記憶が表層にあったけれど
本当は、選ぶのに人より10倍くらい時間がかかるからなんだった。
 
周りからは、自分で決められないと思われていたこともあったかもしれないけど、そうじゃなくて、決めるのにものすごく時間がかかるというのが正解で、これは大人になって記憶に触れたからこそ、気づいたこと。
 
ちなみに今でもその傾向は治っていなくて、
私のスーパーの滞在時間はめちゃ長い。
何を食べたらいいかわからなくて、ぐるぐる店内を回る。
 
ある日、スーパーでスタッフと出くわしたのだけど、私がものすごく悩んでいる姿だったと昨日話してくれた(笑)
 
でもあるとき、何かにハマると、ひたすらそれをリピートする。
 
私は一度ハマると延々と同じもので良い。
飽きない。
周りが見えなくなるほど没頭することもよくある。
 
人生の中で特別強烈に『これだ!』と感じたことは、どこまでも追いかける。
そのためならどこへでもいけるくらいのパワーが出る。(動作の勉強がそれね)
 
私は目的がないと動けない。
目的なしに家を出ることは、多分、一度もしたことがないんじゃないかな…
 
ただ私は『嫌だ』という気持ちは昔からはっきりしているほうだ。
それは私の気質的なところもあるけれど、母が私のやりたくない気持ちや行きたくない気持ちを尊重してくれたことも大きいだろうと思う。
 
おかげさまで、嫌なことは迷わずすごいスピードで判断できる。
 
『ときめき』が私の身体を動かす。
 
自分で自分を探る、知るというのは面白いですね!