これからの女性のあり方について考えてみた

世界中にコロナが蔓延して、意図せずして新しい時代がやってきて、いろんな副作用が起きていますね。それは悪いことだけでなく、環境汚染が改善したり、今日は、4 月の自殺者が前年比で約 20%減になったことがわかり、ここ5年で最も大きな減少幅になったというニュースも目にしました。
 
 
それは職場や学校に行く機会が減り、 悩むことが少なくなったことが要因とみられているのだそうで、そこはなんだか悲しくもあるのですが、人の健康や寿命がいかに環境に左右されているかがわかる良い例でもあると感じます。
 
他にもリモートワークになったり、輪番勤務になったり、車移動になったりと、ライフスタイルが変わっている人も多くいらっしゃると思いますが、その余波は〈女性のあり方〉についても、波及していると感じています。
 
もう少しいうと〈日本人の女性のあり方〉かもしれません。
 
私が 20 代前半の頃は(15 年ほど前)「男性にとっての女性は、女性でいうところのアクセサリーみたいなものなんだよ」という風に説明されているおじさまがいて、 当時は全然違和感がなかったのですが、今、そんな言い方で説明するおじさまがいたら、右から左に受け流すか、「素敵なおじさまなのに残念」と感じてしまうと思います。(ちなみに全否定はしません。ちょっと違うんだよなぁって感じです)
 
昔の私は「アクセサリーとしてキレイでいよう」と純粋に思っていました。でも今の私にはそういう概念がすっかり消えてしまいました。同じ人間の肌感覚がここ 15年でこんなに変わってしまうのだから、それほどまでに時代観が変化したのだろうと思うのです。
 
私は見た目は女性ですが、中身は男っぽいというか、少年っぽいところがあります。
 
なので、いつも誰に対してもたいがい第一印象はすこぶる良いのです。
第一印象でダメと思われたことは正直ありません。
しかし私の「女性らしくないところ」が見え隠れすると、そこを懸念する人が出始めます。
 
で、多くの人はそう感じたとき「女性らしくしなくちゃ」と思うのかもしれません。もしくは、内心は傷つきながらも、表向きは傷ついていないふりをして「出さないようにしよう」と思ったり、自分を批判した相手が男性であると〈男性嫌悪〉になるのかもしれません。
 
私はどうかというと、私は岩山のような、どうしようもない頑固な気質を持っていると自覚しているので、「そんなこと言われたって、私は女だし」としか言いようがないのです。その人(男であれ女であれ)の幻想の中の女性観がどうであれ、私が女性であることはどうしようもないことで、私がその人の幻想の中の女性になろうという気は毛頭ないのです。
 
私は正直、仕事ができる人間です。で、多くの日本人男性は、仕事ができる女性を女性と思わない傾向があります。なので私はモテないのです。しかし、だからといって、私は自分より弱いと思える女性しか相手にできないような男性に好かれたいとは思いません。私は私のあり方を曲げる気は全くないのです。
 
今まではアクセサリーとしての生き方が、女性の生存戦略としてはあり得たと思います。でも、コロナ時代の今は、多分、女性は”アクセサリー作戦”を取らない方が良いと思います。
 
つまるところ、私がとっている生存戦略の方が今後主流になるだろうと考えているということです。
 
例えば、男性に幸せにしてもらおうという考えはもってのほか。自分で考え、自分で決め、自分で稼ぎ、自分で自分の人生を豊かにする。自分の人生の舵取りを自分がやるってことです。そうすれば、男性の気持ちもわかります。また、自分がたくましくなると、日本ではモテなくなる確率が上がります。でも、気にしないこと。自分のスジを通すこと。
 
これをフェミニストだとかミソジニーだとか、私に対して何かしらレッテルを貼りたい人もいるかもしれませんが、私はそういうつもりは全くありません。
 
で、これからはまず私自身がかっこいい私として生きて、そのかっこいい私がかっこいいと思える人と(男女問わず)関わって生きていきたいと思うわけです。
 
もちろんかっこいいというのは見た目の話じゃありませんよ。内面です。ハートです。年齢も性別も見た目も関係ありません。
 
だから、女性らしくしなきゃと思っている人がもしこの記事を読んでくれたなら、改めてそういう生存戦略で良いのかどうか、考えてほしいなと思います。