動きを変えないと身体は変わらない

先日、京都でレッスンを受けた方から、立ち方についてのご質問をいただきましたので、今一度、情報を再掲載したいと思います。
 
 
23日に京都のパーソナルレッスンでお世話になったKです。あれから、いつもよりフットケアの時間を長くし 肋骨が開きすぎないように意識しています。主人とビルケンシュトックのサンダルを買いに行き毎日履いております。
 
質問なのですが 、足のアーチ、立ち方、歩き方について、ほとんどのバレエや解剖学の本には母趾球をつけると書いてありますが、母趾球を浮かせる立ち方はどのように勉強されたのでしょうか。 本や参考書を教えていただけると嬉しいです。
 
レッスンを受けてから 、 立っていても疲れなくなり ターンアウトやプリエをする時に足が張って痛かったのがなくなりました。 使いすぎていたお尻も力が抜けて お尻と足の形が綺麗になってきました。 一緒にレッスンを受けた姉もサンダルを買いに行き、毎日ゴルフボールでケアをしているようです。 レッスンを受けて本当に良かったと何度も言っていました。 本を読んだだけではわからなかったことを実際に体験できて本当に良かったです。次回はバレエのレッスンを受けてみたいと思いました 。 また申し込んで行きますのでよろしくお願いいたします。
 
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Kさん、嬉しいご感想とともに、ご質問をありがとうございました。
 
私のメソッドの基盤は、師の夏嶋隆から学んだことが土台となっています。足の構造のうち、長母趾屈筋が正しく働く状態を考えてみれば、母趾球に体重をのせる立ち方はおかしいはずだというのが、最も根本の回答です。

詳しくは、こちらの記事に書いています。
 
動作に関連するすべての骨と筋肉を学べる専門書として、私が最も愛読しているのが、Blandine Calais Germ『新・動きの解剖学』です。
 
私のメソッドの考え方をもっと知りたいという方は、私のメールマガジンに登録すると、シンデレララジオが365話分、無料で聴けます。(メールマガジン登録→1日1話、厳選10話を配信→最後のメールでお送りするリンクに登録すると、1話から順番に365日かけて配信がされます。)
 
師に一番最初に教わったことが、「人の理論を鵜呑みにするな。学(がく)を学べ」です。私は19歳から身体の勉強を始めていますが、理学療法士や柔道整復師師などの専門学校で学ばなかった理由は、専門学校では、マニュアル化されたことを教えられてしまうということを先輩からアドバイスされたからです。
 
そのため、私は専門学校の常識を知らないわけですが、21歳から3年間整形外科のリハビリ部に勤めていたとき、専門学校で学ばれている方と、自分の考え方や視点が全く違うということをよく感じていました。(私は元々治療家になることを目指しており7年後、インストラクターに転向しています)
 
歩行困難な患者さんに
「かかとから着地して母趾球に体重を乗せましょう」とアドバイスしたり
足首を最大に曲げる(背屈)リハビリをしたり
大腿四頭筋を鍛える目的でスクワットをさせたり。
坐骨神経痛の方に、ハムストリングストレッチをしたり。しかも、患者が「患部が痛い」と言っているのに、ストレッチするのです。

これらは私の考えではすべて間違いであると考えています。
それは、なぜ故障したのか?という壊れた過程を見ようとすれば、わかるはずだと思います。患部は結果であって、壊れた原因は別の場所にあることがほとんどです。なぜなら、人間の身体に衝撃が加わったとき、どの関節に最も負担がかかるかは、その人の身体の使い方によって、微妙に異なるからです。

実際に、私の元に来られる生徒さんは、「接骨院に通っていたが、すぐに戻ってしまい、これって一生通い続けなきゃいけないのかな、、、と思って、調べていたら、桃子さんにたどり着いた」とおっしゃる方も少なくありません。私自身も、施術だけのアプローチに限界を感じたので、インストラクターに転向し、身体が壊れない使い方を指導するようになりました。

壊れない身体の使い方とは、すなわち、地球の重力に対して、どのように身体を動かせば良いかという物理学的なお話しです。そして、重力にもっとも適切に逆らう動作は、美しいボディライン、疲労のない柔らかな筋肉、滞りのない循環する身体になるということです。
 
これらのことを、興味のある方に、お教えしたいと思って、活動を続けています。
 

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2017年4月以前の記事はアメブロより

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