先日は、バリ2018メンバーの
第2回目のフォローアップでした。
遠くは沖縄から。
西日本から3名、東日本から3名。
住まいも年齢も、好きなことも、
やっていることも全然違う人たちの集まり。
まずは、2時間たっぷり時間をかけて、
身体の軸を通して、関節が自由に動き、
空気が自然と入り、循環する身体に整えました。
後半は、5時間かけてグループセッションを実施。
セッションの中で、それぞれ見えてきたことを見つめて
どうありたいかを考えて、心身のチューニングをしていきました。
悩みがある人/ない人
問題を解決しにきた人/英気を養うためにきた人
恋愛がうまくいっている人/失恋した人
意思が弱い人/意思が強い人
自己を肯定している人/自己を裁こうとする人
愚かな自分を許せる人/愚かな自分を排除したい人
自分を変えたい人/変えたくない人
頑なに動かない人/どこへでも動ける人
ロゴスが主の人/パトスが主の人
自分の思いを伝えたい人/相手の気持ちを考える人
自分を後回しにする人/自分を優先に考える人
書けばキリがないほどまだまだありますが、このようなことが見えてきました。
これらはすべて、移り変わるものであり、
生きるための手段として選んだ、生存戦略であり
一時的な状態を表しているだけです。
何も悪いものはなく、みんな、よりよく生きようとして、
取った手段であり、結果です。
それらは、自己に内面化しているものではなく、
すべて、自由に出し入れでき、手放せるものです。
長年、同じ生存戦略を取っている人は、内面化していると思い込んでいますが、
それは、本人が気に入らなければ、一瞬で手放すことができるものです。
今、苦しみを抱えている人は、苦しみを感じる出来事が諸悪の根源ではなく、
苦しみをクリアするための生存戦略が、死角になって見えていないだけのこと。
では、死角はどうしたら見えるのでしょうか。
自分でできることは、自分の全てを許すこと。
心の中に、安全地帯をつくること。
明るくて崇高な自分は簡単に歓迎できますが、
クソでクズで愚かな自分も、例外なく、排除するのではなく、歓迎すること。
もう一つは、信頼できる能力のあるコーチに死角を見てもらうこと。
バリメンバーにとって、その役割が私です。
コーチの役割は、相手をコントロールして
良い方向だと思う方向に連れて行くのでは決してなく、
本人が見えない事実を並べて本人に考えてもらい、決めてもらうこと。
選択は、相手の主体性、内発性に委ねます。
人間には、そもそも世界全体は見えません。
真実は、神様にしか見えません。(その前提がない人が多いけれども)
でも、「どうありたいか」という態度は、個々の意思で決めることができます。
真実をみようとするのか、
見たいものしか見ないで生きようとするのか。
真実は、人間にとって不都合な事実も含まれます。
なので、手放しで喜べるハッピーな場所ではありません。
ただし、理由なき苦しみもありません。
見たいものしか見ない世界は、人間にとって都合が良いものばかりです。
しかし、真実ではないので対処を間違えることが多く、
それが故に、原因不明の苦しみに襲われることがあります。
そして、苦しいからどうにか解決しようとしても、
原因が見えないので、ごまかすことはできても、解消することはできません。
私は、前者の道の人間です。
どんなに不都合でも、真実を見たい。
見えないとわかっているけど、見ようとする構えをやめるつもりはありません。
同じ道を進みたいと思う方は、よかったら、こちらを覗いてみてください。
内発的に生きる心の在り方を発信しています。