内面と身体の力みについて

関西方面でのレッスンを全て終えて、
東京へ戻りました。
 
が、どうやらPASMOを落としたようで…
七千円分入っていたのになぁ…涙

 
5/3 名古屋 開脚セミナー

 
5/5 京都肩甲骨セミナー

 
5/6 大阪 開脚セミナー

 

 
そして、最終日の今日はパーソナルレッスン。
濃いレッスンでした。
 
ある方は、小さい頃から、
自分の身体にコンプレックスを持っていて、
20代以降は摂食障害にも悩まされながら、
あらゆるダイエットをしてはリバウンドを繰り返したり、
自分自身のことを人前で話そうとすると、
うまく言えなくて涙が出てしまう時期もあったそうです。
 
それでも自分のことを諦めず、精神面も克服しつつ、
なんとかしようとしてこられました。
 
色んな会話をしながら、その方の身体を触ると、
無意識にとても力が入ってしまうくせがあることに、すぐ気づきました。
 
本人はそれを自覚しておらず、私が触ってみて感じたことですが、
この方の場合は、本人の心と身体が一致していないという感覚で、
 
本人の身体が無視されているというか、
それはつまり、本人が自分のことを無視しているという感覚でした。
 
そしてこの方は、私のことをとても好きだと思ってくれていますが、
身体は信用していない感じでした。
 
私が彼女の身体を整える方向に動かそうとすると、
抵抗してしまうという感じです。
 
それは、人に対して不信感があるというよりも、
“世界全体に身を委ねていない”という印象でした。
 
私は逆に、身体の力を、ある部分だけ抜いて、
ある部分だけは筋肉を働かせる、という風に
コントロールしたり、身を委ねるのがかなり得意な方で、
身を委ねすぎるが故に、まだ慣れていないトレーナー生に、
私の身体を触らせると、面白いほど私の身体は壊れます。笑
(すぐ自分で治しますけどね)
 
彼女自身も会話の中で、
「表層の自分と、魂の部分の自分とが一致していない感じがする」
と言っていました。
 
「世界」とは、自分自身でコントロールできないものです。
 
コントロールできないのに、コントロールしようとすると、
その空間にとって、自分という存在が、不自然なものになる、という気がします。
 
一方、コントロールしないで身を委ねることができると、
コントロールしていないのに、その空間と自分が調和する、とか、
自然な状態になる、という気がします。
 
彼女の精神が世界を信頼すること
 
そして、自分の身体を無視せず
自分の身体を細部まで把握して、
コントロールできるようになること
 
この両面からのアプローチを意識することが
彼女自身にとって、大事だろうと思いました。
 
今日、彼女は
「無意識にとても力んでいる」ということと、
「身体に意識を向ける」ということと、
「世界に身を委ねる」という言葉を聞いたことによって
 
前の世界観には戻れない道に入ったと思います。
 
私は、生徒を「みる」とは、こういうことだと思っています。
 
ただその生徒に必要なエクササイズの見本を見せて、
生徒にやってもらうだけが、トレーナーの仕事ではないと思います。
 
何のために身体を変えたいのか。
 
そこを指導者側が見ようとすれば、
レッスンの時間がとても豊かな時間になると思います。
 
もちろんそのためには、指導者側が、常に自分自身の課題から目を背けず、
取り組み続ける必要があると思います。
 
・・
 
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