肩甲骨はがし

バレエの稽古前に
肩甲骨をはがしてみた。


バレエの先生に、
「肩甲骨、こうやってはがせますか?」
と聞いてみると、

「何それ?こうですか?」
と、すぐさまやって見せてくれました。

「これやると、みんな驚いて喜んでくれるんですよ〜」と言うと、
「うそ〜なんで〜?」と言っていました。笑

バレエの先生にとって、肩甲骨をはがすことはさほど関心がないことにも関わらず
やろうと思えばいつでもはがせるという事実。

つまり、肩甲骨はがしがやりたい人は、
肩甲骨をはがそうと努力するのではなく
腕の使い方を変えないとダメということですね!

ピラティスでは、すべての動作を骨盤底筋腹横筋を使うことから始めます。
腕を動かすのにも、必ず骨盤から下腹部あたりにあるこの2つの筋肉から動作が始まります。

例えば、両腕をバンザイする動き。
バレエ用語では、”アンオー”と言います。
 


 
アンオーの上半身の動作を具体的に言語化すると、

1、鼻から吸って背中に空気

2、吐く息とともに、骨盤底筋、腹横筋を引き上げる

3、と同時に背骨を頭上へ引き上げる(中軸の伸長)

4、下部肋骨を骨盤の方へ下げるとともに、肩甲骨も仙骨の方へ降下させる

5、その状態をキープしながら、力を抜いた腕を頭上へ運ぶ
(つまり、腕を動かしているのは腕ではなく、骨盤底筋から始まる体幹の筋肉ということ)

※腕は視界に入る範囲でキープ。視界から外れるほど上にあげると体幹のポジションが狂い、
しかるべき筋肉の働きがなくなるため、NG

※動作中は終始、吐きながら下腹部の筋肉は働いている

このような解説になります。

こういう、理にかなった動作を理解して腕を動かしていると
肩甲骨の可動域がどんどん上がっていきます。

逆に、こういう動作の手順を知らないまま、ストレッチなどで肩甲骨をはがそうとしても、
かなり非効率です。

身体の骨の構造上、理にかなった動作をやらないとね^^

このような肩甲骨の動作を詳しく学びたい方は、こちらのプログラムをやってみてください。

ちなみに、このプログラムは、肩甲骨の可動域が上がるだけでなく、
肋骨の形も整うので、くびれやデコルテがキレイになります◎

・・

その後、バレエの先生が「(上部)僧帽筋だけ動かせますか?」とやってみせてくれたので
私も真似てやってみました。笑

私がこれをやるのは、それが初めてでしたが、
理にかなった動作を知っている者は、すぐさま真似ができるんですよ◎

その映像がこちら ↓