◆ひどい広告の例
１、ラーメンをミキサーにかけ、
混ざった状態のところにあるサプリを入れると瞬く間に全てが溶けていき、
全く濁りのない水になって「なかったことになるサプリ」と宣伝。
２、街中で細くて可愛い女の子にインタビューしている映像を使って
「姉がやっていたから私も始めた」「飲んだらすぐに脚が痩せた」「もう絶対手放せませんね」
というテロップを流してサプリの宣伝に使っている
３、「これは非常に効くサプリです」と、
白衣を着た医者っぽい人がすごい顔つきで危険性を若干示しつつ、
「それくらい強力に効くサプリなんだよ」と伝えている広告
４、数々の芸能人の映像を使って「あの○○が痩せた理由はこれだった」
的なテロップを入れてサプリを宣伝している
こんな感じのひどい広告が溢れているのですが、もちろん、あまりに根拠がなさすぎるので
逆に誰が引っかかるんだろう？という具合に問題視していなかったのですが、
ある生徒さんとの会話で
「そういうのにひっかかる人はひっかかるんです」
「私もそういうの、騙されてしまうタイプだったんです」と、おっしゃるので、
「なぬ！？」と、なり、専門家として警鐘を鳴らしておこうと思いました。
今日、NHKのツイッターのニュースでもそのことが流れていたのですが、
ニュースになるということは、それだけ被害者が出ているということ。
なんでそんなバカみたいなものに引っかかるんだ…
と、思ってしまうのですが、きっと、それだけ周りに相談できる人がいない人が
多いということなんでしょう。
魔法のサプリを買おうかと一瞬でも迷った方へ
１、ラーメンが水になってなかったことになるなんてことは絶対にありえません。
もしそんなことが実際できるなら、医学界がきちんと発表し、それをメディアが取り上げます
２、映像とテロップが別物であることに気づいて下さい。
３、そしてそのサプリを売る会社は、あなた（利用者）のことを本当に考えて
売っているか？ということも考えてみてください。
約束を守れない会社は信頼を失い、商売をし続けられません。
私が売る側なら、言ったことはやらねばならないので、
買った人に何が提供できるのかという内容については
目に見えづらいものほど慎重に言葉を選びます。
それをいとも簡単に、
「毎日サプリを飲むだけでスルスル10kg痩せちゃった！」
という言葉を書いている時点で、約束を守るつもりのない会社であることに気づいてください。
他にも、シミが取れるクリームのひどい広告もありますね。
明らかに黒ずみすぎている頰が映り（つまり、傷メイクしている）
そこに7日間、毎日クリームを塗っていると、4日目くらいから薄くなっているように見せ
7日目には完全に見えなくなっているという風に思わせたい映像が流れる広告。
これらの映像に根拠がないことに気づいてください。
私でも作れる映像です。
見たい現実しか見ないで、事実や真実を見過ごしたとしても、
手に入れたい状態は手に入らないので、ちゃんとした知識を入れていきましょう。
写真は今日の晩御飯（実家にて）
