生徒の人生の大きな軌道修正の立会い人

今日はみっちり3レッスン。
みんな元気になって帰って行きました。
とても充実した1日でした。


DBボディプログラムの生徒は、
4ヶ月に渡って18回のパーソナルレッスンを行います。
 
身体の状態、無意識のくせ、食事の摂り方、
お通じ、生理、仕事の忙しさ、子育ての苦労、
ライフスタイル、肉体的・身体的な問題点など
継続的にその生徒の色んなことをみていくので
あらゆることを把握した上で多様なアドバイスをしています。
これは私にとっても、とてもやりがいのあるレッスンです。
 
例えばある生徒は、仕事中、デスクワークで追い込まれているとき、
どうしても前ももに無意識に力が入ってしまうという癖があります。
 
この生徒には、メディキュットのような、太ももまで覆える圧着の靴下を履いて
仕事することを提案したところ、少し症状が緩和されました。
 
このようにあらゆる手段を使って、無意識にやってしまう身体の使い方のくせを
改善していきます。
 
アドバイスは身体のことだけではありません。
その生徒の周囲の環境による精神的な問題や悩みがあるときは、
カウンセラーやコーチング的な役割も行います。
 
インストラクターという仕事は、ただ生徒の身体をみて、エクササイズを指導する
という仕事ではないことをあたらめて思います。
 
エクササイズの見本を見せ、それを生徒が正確に行えるように
骨格、身長、体重、環境に応じて個別に工夫して指導するのは超当たり前のことです。
 
動作に関する骨の構造を熟知しているので、人間の身体の壊れ方や治し方を知っていて
動作のことであれば、たとえやったことのない競技でも、
ダンスでも、介護の仕方でも、お米の持ち上げ方でも、
何でも対応し、改善やアドバイスができます。
 
生徒の身体を変えていくためには、生徒の内面、環境による悩みや問題点、
ライフスタイルにも目を向け、適切にアドバイスしていきます。
 
生徒が私と関わることで、その生徒が人生の中の大きな軌道修正をしていく。
 
これができるから、この仕事はやりがいがあるし
価値のある仕事なのだと思います。
 
ちなみに、世の中には優れたトレーナーや整体師やセラピストはたくさんおり、
彼らが生徒の〈身体を整えること〉は容易です。
 
ただ、生徒の日常的な身体の使い方について
介入できる先生はまだまだ少ないと感じます。
そこを変えないと、痛み、体重、ボディラインなど
あらゆるリバウンドは回避できません。
 
本人に、自分の動きを自覚させ、改善させるということは、
ある程度、濃密な関わり合いが必要で、時間もかかります。
 
細かくて、ハイコンテクストな世界だからこそ
変化を共有できたときの喜びが大きいのだと思います^^