「太る」「痩せる」のメカニズム<身体考察レポートVol.4>

テーマ:一生に一度のダイエットで終わらせるための考察

今年から、ある大学教授の博士に
科学の基礎教養を高めるために
家庭教師をしてもらっています◎

今日も内容の濃い充実した授業でした!!

今は生物学を学んでいるのですが
太るまでのメカニズムについて詳しく学んだので
自分の復習兼ねて、そして女性を美しくするプロとして
アウトプットしたいと思います♪

私たちが食べた、食べ物の中には
タンパク質、脂質、炭水化物などの栄養素が入っていますが
それらの中で炭水化物は最終的に、
すべて「グルコース」という最も小さな単位の「糖」に分解されます。

なぜなら、人の身体を動かすには「糖」が必要だからです。
体内でエネルギーに変換される炭水化物は「グルコース」のみ。

“糖質制限”という言葉が流行っていますが、
本来、糖は人の身体になくてはならない栄養素なんですよね。

私たちの身体をつくる三大栄養素〈炭水化物、タンパク質、脂質〉
それぞれ小さい物質に消化されて腸壁から吸収されます。

◆炭水化物(グルコース)
「解糖系」というプロセスによって「ピルビン酸」という変換を経て、
「アセチルCoA(コーエー)」に代謝される。
【解糖系→ピルビン酸→アセチルCoA】

◆タンパク質(アミノ酸)
「ピルビン酸」という変換を経て、「アセチルCoA」に代謝される。
【ピルビン酸→アセチルCoA】

◆脂質(脂肪酸とグリセリン)
グリセリンはピルビン酸へ
【ピルビン酸→アセチルCoA】

脂肪酸は「β酸化」というプロセスを経て、「アセチルCoA」へと代謝される。
【β酸化→アセチルCoA】

→つまり三大栄養素は、すべて「ピルビン酸」や「アセチルCoA」へと代謝されます。

そのあとTCA回路というプロセスを経て
電子伝達系で多くのエネルギーを作り出すのですが、これらのプロセスの中で、
アセチルCoAがすべての栄養素が交差する地点になっています。

次に、「なるべく糖を摂らないようにしよう」
と心がけている人の身体で考えてみましょう。

外からの栄養供給が絶たれると、まず、体内に貯蔵していた糖を使って
身体はエネルギーを作り出します。

貯蔵している糖の状態はグルコースではなく、
「グリコーゲン」という形で筋肉や肝臓の中に貯蔵しています。
これが最初に使われます。

さらに供給が絶たれ、飢えている状態になると
中性脂肪がβ酸化というプロセスを経て、アセチルCoA→ピルビン酸を通り、
「グルコース」を作り出します。

ここでポイントなのが、普通に口から食べ物を食べて栄養を摂った場合が
「ピルビン酸→アセチル CoA」という流れなのですが、飢えている時は、
その逆の「アセチルCoA→ピルビン酸」という流れで、
脂肪がグルコースに代謝されるということです。(これを「糖新生」といいます)

アセチルCoAという三大栄養素の交差点がなければ、
脂肪が「グルコース」になることができないわけです。

しかし、逆に「俺は食べたいものを食べるんだぜ。焼肉のあとは締めのラーメンだ!」
という人の身体で見てみましょう。

過剰に炭水化物を摂りすぎると、エネルギーも過剰につくられます。
すると、過剰供給になるので、TCA回路が止まります。

炭水化物を普通に口から摂取した時の流れが、

解糖系→ピルビン酸→アセチルCoA→TCA回路→電子伝達系
(電子伝達系で多くのエネルギーが生まれる)

ですので、TCA回路が止まると、その手前のアセチルCoAが溜まります。

すると、アセチルCoAは三大栄養素の交差点ですから、
溜まったアセチルCoAはまさかのβ酸化を経て、脂肪酸となり、
中性脂肪になってしまうんです~!

しかし、勘違いしないでほしいのは、
アセチルCoAは自分のご主人様が食べ過ぎても、食べなさ過ぎても
身体を維持するためにいつも働いてくれる従順なやつということです。。

人間の身体って、バックアップシステムが何重にも張り巡らされていて
なかなか食べ物がとれなくても、生きていけるようになっているんですよね~
(過食傾向の現代にとってはありがた迷惑かもですが 笑)

ここまで書いていて、ひとつ疑問が湧いてきたのですが、
糖質制限をしたとき、最初に筋肉や肝臓の中にあるグリコーゲンが
エネルギーに使われ、それでも供給がないときに中性脂肪が一役買って、
グルコースを作り出してくれるということは

ダイエッターにとって憎き脂肪とさよならするには
糖質制限という方法ではかなり手こずるのかな?と思います。
(先に筋肉や肝臓の中のグリコーゲンが使われてしまうので)

脂肪については、次回以降の家庭教師で深く学んでいく予定なので
また学んだらこちらにシェアしますね◎

・・

私の身体の感覚としては、脂肪とさよならするには、筋肉が必要だと思います。

食事制限とか糖質制限をしたとしても、
筋肉量がそもそも少なければ、脂肪を燃やすには時間がかかるのではと思います。

筋肉量が多ければ、身体を動かすときにその分エネルギーを多く使いますので
食事から摂った栄養素は貯蔵されることなく、毎日の活動に使われると思います。

なので、食事関連やマッサージ(エステ)だけでダイエットしようとしている人は
効率の悪い手段をとっているのかもしれません。

現在、私は『DBボディプログラム』という、
4ヶ月で理想ボディにコミットするプログラムを今年の1月から提供しています。

このプログラムは、劇的に痩せることを目的にはしておらず
身体の使い方を根本的に変えることを目的にしています。

身体の使い方を変えるとは、筋肉の使い方や使う量が変わるということです。
ここでいう筋肉とは、主にインナーマッスルです。

※インナーマッスルは骨をコントロールし、
 アウターマッスルは衝撃から身を守るという役割の違いがあります。

例えば、ボケーっとダラダラ歩いている50キロの40歳女性と
バレリーナのようにシャキッと歩いている50キロの40歳女性がいるとします。

同じスピードで同じ歩幅で歩いていたとしても
使っている筋肉量や働いている筋肉が全然違うので
消費されるエネルギー量も違ってきます。

そのため、その二人が同じ食事量を摂っていたとしたら
ダラダラ生活の女性の方がエネルギーを体内に貯蔵しやすぐなります。

さらに、インナーマッスルを時間をかけて身体に定着させると
日常的にインナーマッスルが働くので、衰えづらくなります。

(インナーマッスルは一度使う感覚を理解すると、
 いつでも簡単に使えるようになります。)

なので、リバウンドしづらくなるんですよね♪

食事制限やマッサージなどで一時的にダイエットできたとしても
やっぱり元の生活を送れば、身体も元に戻ってしまいます。。

なので、一生に一度のダイエットで済ませるためには
時間をかけてインナーマッスルを身体に定着させ
脂肪がつきづらいボディに変えていくことがオススメ!!

現在、DBボディプログラムは、
一人目のモニターさんが丸2ヶ月を終了したところなんですが
1月はじめの時点では57キロでしたが、現在は54キロになり、-3kg♪
全身の体脂肪は2%落ち、筋肉量は1%アップしています◎

この、「2ヶ月で3キロ、じわじわ痩せている」というのが良い傾向なんです。

よく、「停滞期」とかいいますよね。
この方法は、停滞期が起こりづらいんです。

私自身も、19歳のころ、59キロから47キロへと減量しましたが、
これは11ヶ月かけて、1ヶ月1kgペースで落ちていったんです。
じわじわ落ちていくので、身体の感覚もじわじわと変化し、適応していきます。

なので1年後には「前みたいにお腹いっぱいに食べたくない」という感覚になりました。
(今まで食べ過ぎていたということに気づきました)

その後、身体の勉強を本格的に始めたので、筋肉の使い方やつき方、
質もアウターからインナーマッスルへと変わりましたので、

余計、身体が理想の状態に定着し、その後一度もリバウンドしていません♪

だから、ダイエットにはやっぱり成功しやすい方法が存在します。

DBボディプログラムのモニターさんは5月初旬に終了します♪
その方は、何度も何度も色んなダイエットにトライしては失敗してきた人で
自分の時間がなかなか取れない5歳児の主婦さんです。

外見だけでなく、内面の変化も現時点で素晴らしいのですが、
結果はすべて公開しますので、そちらもぜひお楽しみに^^

※「私も受けたい!」「どんなプログラムなの??」という方は、
私の公式メルマガで募集をしますので、登録していない場合は、
こちらから登録しておいてくださいね。
※募集は5月以降となるのが確実ですが、明確な時期は未定です。

それでは今日も最後までお読みくださりありがとうございました~!!