外反母趾の悩み

今日は美脚セミナー大阪会場でした^^

 

今日の参加者の方は、外反母趾の変形で
悩んでいる方が多くいらっしゃいました。
 

外反母趾は変形度合いが強いと、
自分の思うように指が動かず、
正しく立つことが難しくなります。

 

そういう場合、私のレッスンでは、うまくできなくても、
できる限り立ち方のルールを守ることにベストを尽くすという指導をします。

くの字に折れ曲がるほどの外反母趾になる方の一つの大きな要因としては、
“中学・高校生の時期の、急激な成長による影響”が一つ考えられます。

今日の参加者の方の中にも中学・高校生のころ、急激に身長が伸び(現在174cm)
外反母趾がひどくなった時期も同時期だったかもとおっしゃっていました。

急激に身長が伸びる時期は、本来、靴のサイズも成長に合わせて
サイズアップをしなければなりませんが、だんだん靴が足に合わなくなるので、
子供は意外と小さな靴のままでも耐えてしまうのかもしれません。

なので、今、成長期のお子さんをお持ちの方は、
親がきちんと子供の体の変化に気づいてあげるということが大事だと思います。

外反母趾の状態とは、体の土台が常に崩れているわけなので
膝や股関節、腰などにも悪影響を及ぼしてしまいます。

常にどこかが引っかかり、筋肉が張り、痛みがある状態。
こんな状態がずっと続くのは本当に辛いです。

自分でできる改善方法としては、

・ゴルフボールフットケアを入念に行うこと
・指曲げケアで足指の関節の機能を取り戻すこと
・ビルケンのインソールの上でできるだけ立つこと
(鼻緒タイプが痛い場合は鼻緒のないタイプで大丈夫です)
・ピラティスで骨盤や体幹のゆがみを整え、強くする
・ピラティスで呼吸に合わせて体を動かすコツをつかむ
・デスクワークの仕事をしている場合は、骨盤クッションを使用したり、
 背もたれにもたれて骨盤が崩れた姿勢を長時間行わないように工夫する。

などがあります。

他、プロの指導を直接受けられる場合は、外反母趾を緩和させる
テーピングを巻くことがとても有効です。

テーピングといっても、先生によってやり方は色々異なります。

私の場合は、キネシオテープを使い、
骨を筋肉の位置を正しい位置に導くという目的でテーピングします。

キネシオテープは、伸張性がある粘着テープなのですが、
先生によっては、テープを引っ張らず、筋肉が走行しているラインに貼ってサポートする?
というような目的で使用している方もいるようです。

おそらく、そのような使い方をする先生は
“骨と筋肉の位置が本来のポジションからずれている”
という概念がないのでそのような使い方になるのかもしれません。

テーピングはインソールや筋肉をサポートするスパッツなどでは修正できないような、
個人によって異なる骨格と、変形具合をみて的確に修正することができる道具なので、
本来はとても効果が発揮できるものだと私は考えています。

ただ、テーピングは技術や研究が必要な分野なので
私自身もどう巻けば最も動きがよくなるか?というところに難しさを感じます。

骨や筋肉、角質やタコだけでなく、シワの方向、血色などもみて、巻き方を考えます。
なので、なかなか使いこなせる方が少ないのではと思います。

ただ、それでも自分自身でできることがたくさんあります。

そうだ、外反母趾セミナーをやればいいのかもしれませんね。

一般のみなさんの常識とは違うことがたくさんあるので
きちんと伝える場を作るといいかもしれません!

それと、外反母趾になってからだと大変なので、お子さんをお持ちの親御さんは、
常々足の様子をチェックしてあげてくださいね。