身体の考察レポートVol.3

テーマ:骨とアンチエイジングについての考察

「ジャンプが若返りを活発にする!?」

少し前になりますが、
NHKスペシャル「人体」という番組で
骨について取り上げられていた回を観ました。

骨といえば私の専門分野でもありますので
とても興味深く拝見したのですが、
そこで、とても面白いことが取り上げられていたんです!

「骨」はただ身体を支えるためにあるのではなく、
骨は一つの臓器であり、骨自体に「意思がある」ということなんです。

なんと骨の”意思”によって、4つのメッセージが全身に出されいるそうです。

・記憶力アップ

・筋力アップ

・精力アップ

・免疫力アップ

これらのメッセージ物質(ホルモン)を全身に送ることで
身体のアンチエイジングをコントロールするということが骨の役割なんだそうです。

では、骨はどうしたら活発にメッセージを出してくれるのか。

その答えが、「衝撃」です。

歩いたり走ったりしたときに地面から受ける衝撃。
これが「骨活」には必要ということです。

例えば、自転車は衝撃がほとんどありません。
自転車かランニングをしている男性の骨粗鬆症予備軍の割合を調べた博士によると、
骨量が少ない人の割合が、

よく自転車に乗る人(週6時間以上)は、63%

同じ時間分のランニングをする人は、19%

という結果が出たそうです。※参考ページ

(自転車の運動がダメということではありません。
むしろ、自転車は股関節にとって良い運動になりますし、姿勢矯正マシンにもなりえます。
ただ衝撃はないので骨量を増やす運動としては不向きということです。)

骨量を増やすには衝撃が大事。
ということで、番組では「ジャンプ」をすることが良いと紹介されていました。

「衝撃」「ジャンプ」といえば、これまた私の専門分野ではありませんか!

美しいボディラインになるには、
いかに体に受ける衝撃をうまく分散するかが大切なのです。

それを「体の使い方のルール」や「美脚のルール」として指導しているのが私のメソッドです。

私たちは日々、何気なく生活する中で、常に地面からの衝撃を受けていて
それによって体が歪んだり、故障に至ってしまうこともあれば、
また逆に、衝撃をうまく吸収できる身体の使い方をすることで
美しいボディラインに変化させることもできます。

身体の使い方によって、分散具合が変わり、それによってボディラインは変わってしまうんです。

例えば、その場でジャンプをしたとき、かかとから着地すると、頭まで衝撃が走りますが、
バレリーナや猫のように、つま先から着地すると衝撃はうまく分散され、
頭までの衝撃が和らぎます。

だから、いくら骨量を増やすために「ジャンプ」が良いということであったとしても、
ジャンプをするときの身体の使い方がまずいと、膝や股関節、腰などの故障や
体のゆがみをもたらしてしまい、別のデメリットが出てきてしまいます。
ジャンプで骨活するためには、体の使い方のルールを守ることも大事ということです。

良い足の動き

このようにかかとから着地すると衝撃はうまく分散できません。

最も安全にジャンプを行うときの見本はバレリーナの動きです。
バレリーナは、足を使う時、地面から離れた瞬間につま先や足の甲をピンと、最大に伸ばします。
(=足裏の筋肉が最も縮まり、筋力を発揮している状態)

空中では必ずつま先を伸ばし、足裏の筋肉を縮めています。
そして、着地のときは、親指の先端から着地し、
地面に親指が接触する寸前まで足裏を縮めて足の甲を伸ばした状態を保ちます。

足裏全体が床をつくときには、膝を曲げて(プリエ)さらに衝撃を分散します。

さらに、バレリーナは常に上体を上に引き上げているため着地のときも、
膝を曲げて体は一瞬沈みますが、重心自体は常に上に引き上げたまま着地します。

この意識を持つことで、脚全体へ衝撃の負担がさらに減り、
全身にバランス良く衝撃を分散することができるのです。

これがジャンプの動作を行うときのルールです。

このルールと真逆の動きが

・足首を曲げたまま(背屈)ジャンプする

・足首を曲げたまま着地する

という動きです。

これを繰り返し行っていると、膝を痛めたり、股関節や腰を痛める原因になります

バスケットボールの選手はよくアキレス腱を損傷する故障をします。
これは、足裏の筋肉を使って足の甲を最大に伸ばさず、
親指の先端から着地していないジャンプを繰り返し行うことによって、故障しているはずです。

このように、体に良い運動も、やり方を間違えると別の悪影響を及ぼすことがあるので
体の使い方のルールをきちんと守って、「骨活ジャンプ」を行って欲しいです。

※もちろん、このルールは単にジャンプのときだけのルールではなく
歩くときや階段を昇降するときなど、とにかく足が地面から離れるときに適用すべきルールです。
ジャンプは難易度が高いとしても、歩いたり階段の上り下りなら、実践できますね!

ちなみに、この動きをもっときちんと理解したいという方は、
私が定期的に開催している「美脚セミナー」に参加してください。(女性限定です)
この3時間のセミナーで、足の使い方を徹底的にお教えしています^^

※美脚セミナーは、吉永桃子公式メルマガにて、最新情報を発信しています。

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いかがでしたか?

今回は、NHKの興味深い番組をみて、いろんな考察が湧き上がりました。

いろんな数値を図れる体重計に乗ると、私の体は実年齢より10歳ほど若い(体年齢24歳)
という評価が出ます。今まで自然と骨活しまくっている成果のおかげなのではと思います^^

良い動作が習慣づくと、嬉しいおまけがいっぱいありますよ♪
あなたもぜひトライしてみてください◎

レポートの感想はこちら:

info@dynamic-beuaty.net