体の考察レポートVol.2

テーマ:ダイエットについての考察

「なぜなかなか痩せられない人が多いのか」


あなたはダイエットをしたことがありますか?
多くの方が「YES」と答えると思います。

では、ダイエットに成功し理想の状態をキープしていますか?
という質問ではどうでしょうか。
「YES」と答えられる人はかなり少なくなると思います。

実に、ダイエットに取り組んだことがある人がリバウンドする確率は
9割ほどとも言われています。

ダイエット本は発信者や内容を変え、毎年たくさん出版されていますが、
一度のダイエットで成功するのは至難の技。

多くの人にとって、永遠のテーマであるダイエット。
でも、一度のダイエットで成功する人も確かにいます。
私自身も、そのうちの一人です。

元々、19歳までは一度も「細い」と言われたことがない人生で
生まれつき便秘ぎみな体質でした。
ピーク時である19歳のころの体重は59kgくらい。
その時のダイエットで47kgまで減量に成功し、そこから一度もリバウンドなく、
今も46kg~48kgをウロウロしています。

人は食べ物を摂取することで、体を維持したり動かしたりするエネルギーに換えています。
食事を必要以上に摂りすぎると、脂肪として蓄えることができ、
逆に摂取量が足りないと、脂肪の中に蓄えていたエネルギーが使われます。

体にとっての収入は食事から摂取するエネルギーのみです。
支出は基礎代謝、運動代謝、食事代謝に大きく分けられます。

なので、生物学的には、

「収入と支出のバランスが釣り合っていると体重は変化しないが、
収入の方が支出を上回ると、体重増加になり、支出が収入を上回ると体重減少になる」

ということになります。

つまりダイエットをしたい時は簡単で
摂取するエネルギーを減らし、基礎代謝を上げ、運動代謝を増やすことをすればよい

ということなのです。
※大学で学ぶ身近な生物学(羊土社)参照

こんな簡単なシステムなのになぜなかなか痩せられないのか。
それは、紛れもなく、

やっぱり収入と支出のバランスがおかしいから

なのだと思います。

ここで私自身が19歳のころに行ったダイエットのお話をしましょう。
今で言うところの”レコーディングダイエット”を行いました。

まず、厚生労働省が定めている19歳女性の食事摂取基準は

身体活動レベルが低い人で1750kcal
ふつうの人で2050kcal
高い人で2350kcalです。

この基準を踏まえて私のレコーディングダイエットを読んでください。
(記憶を思い出して書いているので、正確な記録ではありません。)

1~4ヶ月目は1日1600kcalまでの摂取という目標で生活をし、
実質は目標を下回ることが多く、1500kcalなどに抑えていました。

→当時の身体活動レベルは「ふつう」だと思いますので、1日約550kcalの削減に成功。
 体重1kg減らすのに7200kcalの消費が必要と言われているので、
 このペースでいくと13日くらいで1kg減るという計算になります。
 (実際は1ヶ月1kgのペースで減量していきました。)

5ヶ月目~8ヶ月目は1400kcalまでに抑える目標。
9ヶ月目~11ヶ月目は1200kcalまでに抑える目標。
そうやって11ヶ月で11kgの減量に成功しました。

いつも、あらゆる食品の80kcalあたりの量がわかる本を片手に食事を摂り、
その通知を必ず下回る摂取量になるよう、1日の総摂取カロリーを計算して生活していました。

このやり方を実際にやってみてわかったことは、
80kcalって、意外と少ない量で到達してしまうということです。

バナナ1本でだいたい80kcalです。(100gあたりで86kcal)
1日の摂取量を1200kcalに抑えるには、バナナで換算すると、約15本しか摂れません。
ということは、1食5本のバナナだけ。。。

ごはんは100gあたり168kcalです。
レンジでチンして食べる「さとうのご飯」は200g。
さとうのご飯を食べるだけで336kcalも摂ってしまいます。

そうなんです、

やってみてわかったことは、

“今まで、自分の体を維持したり、動かしたりするために必要な
 1日の摂取量以上に食べ過ぎていた”

ということがわかりました。

人は、1日生活するために、そこまで食事を摂らなくても動くことができます。
ただしここはもちろん個人差があり、「食べても食べても太れない人」という体質の方もいます。
その方はエネルギーを貯蔵する機能が人よりもうまく機能しないなどの個人差があるはずです。

「なかなか痩せられない」と悩む方の中で、
本当に1日の摂取量がダイエットに成功する量となっているか?

そしてそれは「一時的な努力」ではなく、
そもそもの1日の摂取量を今までより下げる生活に慣れる
ということができているか?

などをまず振り返る必要があるかもしれません。
私は11ヶ月という長い時間をかけて食事の摂り方をリセットしたので
私の腹時計はかなり正確になりました。

そしてその後は「食べ過ぎは苦しい」という感覚が鮮明になり
今でも腹6分目~8分目が一番楽という感覚があります。

私は断食をしたことがないのですが、おそらく、断食しても成功できない人は、
1,2週間の断食だと、一時的には効果があるけれど腹時計までリセットするには
時間が短すぎてリバウンドしてしまう方が多いのではないかと思います。

・・

いかがでしたか?

今回は食事について詳しく考察してみましたが、他に、
あなたの運動代謝は問題ないか?
というところを次に見ていく必要があります。

ここは私の専門分野です。
体の使い方によって、使われる筋肉量は全く違うという感覚を持っています。

「体に意識を向ける」ということがいかに効率がよいのかということを
またの機会にレポートでお伝えしたいと思います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました^^

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最後に19歳くらいのころの写真を…笑

 

最後の最後に今の写真。ボディは変えられる♪