京都

先日、叔母の葬儀で帰省していました。
ちょうど、レッスンの予約を取っていない日で
誰にも大きな迷惑をかけず、帰省することができました。

3年前の祖母のときも、レッスンの予約がないときに
葬儀に参列できました。

まるで最後まで空気を読んでくれた祖母と叔母。

叔母の葬儀に参列してくださったご友人の方たちは
短い付き合いの人で25年。
30年、40年来のご友人が10名以上いました。

叔母は気が強すぎて、頑固で見栄っ張りで
そして何よりとても愛情深い人で、
その愛情は人の予想をはるかに上回る形ばかりみてきました。

身内としては、キャラが濃すぎて大変な人だったのですが…
今、私が叔母から学ぶことは大きいなと思います。

私も人のために、見栄を張ろう。
たくさんの友人たちに心から愛されて、何度も号泣されて
見送ってもらえた叔母は、たとえ病気でも、幸せものだと思います。

祖母と叔母は京都の二条にある家に
70年ほど住んでいたのですが、その家ともついにお別れです。

京都の家なので、段差だらけのアンチバリアフリーで、
アスレチックなつくりの家でした。

私の父のホームベースがなくなるとも言えるので
父の心は私よりとても寂しいだろうと思います。

身内の死とは「こうやって人は死んでいくんだよ」
ということを身を持って教えてくれているんです。
と和尚さんがおっしゃっていました。

私を産んでくれた父と母とすべての親族に
感謝したいなと思いました。

写真は、葬儀に使ったお花を一部
もらって帰ってきたのを花瓶に入れたのですが、
私が生けるとなんともダイナミックになっちゃいますね。。