システムの外側はいつも危険

今回の記録的豪雨、現在も危険な状態で
救助活動が24時間体制で行なわれているとのこと。
被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。

岡山倉敷市の真備町の映像を何度も見ておりますが
屋根しか見えないお家がたくさんあり、
思わずGoogleマップで元の地形を確認しました。
川よりも低いかほぼ同じ高さの土地のようで
この稀に見る豪雨の前では防ぎようのない事態だったんだろうと思います。

これから雨が止み、地盤が固まった頃には、
被害地域各地でボランティア活動の募集や募金が求められるでしょうね。

私の実家は亀岡ですが、山や川からかなり離れた場所に住んでいるので
実家自体は問題ありませんでした。

地震や水害など日本は本当に自然災害の多い国です。
先日の大阪地震を機に、スタッフとも地震があったとき、
どのように行動するかを話し合いました。

私やスタッフ、そして多くの生徒さんは、私の勧めで自宅でも
ビルケンシュトックのサンダルを履いて生活しているのですが、
寝床にいつもサンダルがあるということは大地震のときには役に立ちそうです。

宮台先生がオススメしていた深田晃司監督の映画『海を駆ける』が
昨日までやっていたので、すべりこみで見てきました。

ちょうどテーマが「海」で、海は人間の善悪や情などとは関係のない存在であり
人間の視点でいうと、”普段は何もしないどこか生命を生み出す偉大な存在だけど、
時々意味なく人を殺したりする怖い存在でもある”ということや

“目に見えない神様的な何かは存在するけど、
決して人間の思っているような存在ではない”
ということを感じたので、ちょうど今回の災害とシンクロしたように感じました。

私たちは普段はシステムの中で生きていますが、
システムの外側はいつも現代人にとっては怖い場所。
どうしようもない事態が目の前に現れたとき「津波てんでんこ」のような
生存戦略を身近な仲間と都度、話し合うことが大切だなと思います。