守るルールと破るルール

守るべきルールと破るべきルールがあるとします。
 
守るべきルールとは、基礎となるもの。

楽器の持ち方、習字の筆の持ち方、お箸の持ち方
PCのタイピングもルールがありますね。
 
バレエも立ち方、脚の動かし方のルールがありますし
さらにそのルール上でバーレッスンを行うことで
バレエの表現力が磨かれます。
 
基礎となるルールを徹底的に体に染み込ませることで、
のちのち、自分の体を自由に動かせられる範囲が増え、
思い通りの表現ができるようになる。
 
だからこれは、自分の力を外に発揮するための絶対に守るべきルール。
ここを無視して我流で行ってしまうと、すぐに限界が訪れ、故障にいたったり、
まったく成長できない未来がやってきます。
 
では破るべきルールとは何か。
それは、基礎よりも外の世界のすべてのルールです。
 
楽器を使って、何をやるのか。
習字という技術を使って、何をやるのか。
PCのタイピングが早くできるようになって、何をやるのか。
バレエの動きを習得していって、何をやるのか。
 
それは、時代の流れやその時代の常識によって全く異なってくるはず。
 
でも、守るべきルールを破っていたり、
破るべきルールなのに、頑なに守っている人が
結構、いるのではないかと思います。
 
優秀なアーティストヤンキーなんかは
常に既存のルールの枠からいち早くはみ出て、時代の先端を開拓していく。
 
何が守るべきルールで
何が破るべきルールなのか。
基本、応用的なことはみんな破っていいルールだと思いますが、
そうやって見分けがつくと、ストレスなく生きていけると思います!
 
枠に収まる必要はありません。
もっと高くて遠くて広くて大きな視点から
自分と周りの環境をみて、自分の動きを考えたらいいんです。
 
私はその「守る」と「破る」のギリギリを攻めて
失敗して痛い目をみることもあるのですが、
それでも破らない人生より相当楽しいと感じています。