刺激的な街「パリ」に触れて感じたこと

なかなか更新がうまくいかず、やっと投稿できました!
 
パリからリヨンへ移動しました。
さよならパリ。
 
あー全然回りきれない。
パリの街が凄すぎて・・
 

少し歩けばすごい建物がゴロゴロ出てきます。

こんなに好きになるとは。
パリに一度住んでみたいなと思うくらい好きになりました^^

ロンドンとパリで、ミュージカル、クラシックバレエ
古典、近代、現代美術などに触れ、いろいろなことを感じました。

まず最初にロンドンで観たミュージカル「マチルダ」は
とても素晴らしかったです。

小さな劇場なのに、ミュージカルのセットは
とても凝っていて、この時点で日本では再現できないクオリティでした。

そして何よりもすごかったのは俳優たち。
主役の女の子「マチルダ」は10歳くらいの子。
他にも、一番小さい子で7歳くらいの子もいましたが、
演技力、発声、歌声、すべて恐ろしく高いレベル。
主役のマチルダのセリフの量は半端ないです。
間違いなく日本では勝てる人はいないでしょう。

この劇場でこれだけの無名の俳優がいるなら
映画に出てくる俳優はこの人たちよりすべて
勝っているのか!と思うと、余計イギリスの凄さを感じました。

一方、パリで観たクラシックバレエは
「こんな経験が一度したかった」と思える経験でした。

まず、パリ・オペラ座ガルニエ宮は
「これ以上はない」という劇場。
ため息しか出ない美しさ。

そして意外にも劇場は小さいんです。
というか、日本が大きすぎるんだということがわかりました。

幸運にも席が前から2列目で
オーケストラピッドもプリンシパルの表情も良く見えました。
も~うっとりさせる動きをして
魔性の女っぷりを見せつけてくれました。

パリで本場のバレエを見るまでは、
バレエとは”ルールの塊”みたいなところがあると感じていたのですが、逆に
「こんなにやっちゃっていいんだ」
「こんなに自分の思う演技を表現しちゃっていいんだ」
と感じました。

・・

ルーブル美術館にある絵画は
1枚1秒で通過しても1日では見切れない量だと思います。

キリストの神話を描いた絵画を
ずっとみていると、現代にはない価値観が
私にも少し理解できる感覚になりました。

昔は国王や貴族が絵画を欲しがったので
多くの画家が芸術の技術を上げるために人生をかけた。

芸術こそが、最も価値の高いもので
お金なんか全く価値のないものだった。
封建主義と民主主義の違い。
それらが感覚として少しわかりました。

そして、現代は資本主義だからお金も大事ではあるけれど、
本来は、自分自身が好きであるなら、
芸術にもっと時間とお金とエネルギーを
かけてもいいんだということを感じました。

美しい絵画の時代が終わり、現代美術となると、
もはや絵画ではなくなったり、何気ない日常の美が描かれていたり
「Work Work Work!」とひたすら叫んでいる声だったり
もはや何かを表すものではなくなり、
アーティストたちが「これ、面白いでしょ?」
と思うものが作品になっています。

順番にいろんな時代の絵画を観れたことで
これは300年ほど前からの絵画や時代の歴史が
あってこその美術だということがわかりました。

私も今後、写真を撮るときは
私が感じる「これ面白いでしょ?」
「これ、いけてるでしょ?」というものを
写真の中に込めて、表現していきたいなと思いました。

は~、感じたことを書き出してみましたが
書ききれないです。。

アート、最高。
フランス、最高。
ロンドンは演劇が素晴らしい…

ロンドン塔の観光では、当時の格好をした
案内人の演技力の凄さに圧倒されました。

案内人が演技しながら「Stand!!(立て!)」
というと少年たちが夢中で「Stand!!」と叫び
ロンドン塔の中を巡っていました。
その姿が超かわいかったです^^
(動画を撮ったのですが、こちらでアップができず残念。。)

正直「姫路城でもこれをやれば人気出るのに」と思いました。
日本人の観光案内人にはこんな演技はできないでしょうけど・・

芸術はその国に住んでいることに
誇りをもたせてくれるものであり、
その国を豊かにさせ、
“フランスがフランスたる所以”であり
生きる意味をあたえてくれる素晴らしいものだ
ということを実感しています。

リヨンに移動してパリの刺激よりかは落ち着きを取り戻し
書く時間ができました。

リヨンは美食の街。
パリでは買い物も食べ物も後回しで
とにかく芸術に触れるで精一杯だったので
休憩しつつ、ファッションと食を楽しみます!

P.S
キリストの神話を描いた絵画の人々の足は
みんな親指が反っていて、小指が変形していました。

なぜ?と思うのですが、おそらく、
地面がフラットな石で、裸足で歩いていたと思うので
それで変形している状態が当たり前だったのかな?と思います!